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【オーレンジャー】第13~18話

 先日12話までの雑感をまとめてみて、思いのほかずぶずぶ楽しんでいる自分に気がつきました。その後の感想も気楽に集めてみる所存。


第13話「幻想 神様の犬」

 桃、お犬様と触れ合う回。遠い昔、ヒットする映画だかドラマだかの条件として3B(Beast、Baby、Beauty)を習ったのだが、犬も子どもも美人も出てくる今話はセオリーぴったりである。
「神様の犬」が本当に神の使いなのか、ただの運のいい野良犬なのかは最後まで明かされずじまいだが、信じる者は救われるのである。なんてったって犬は賢いしかわいい。


第14話「大好きピノキオ」

 ずいぶん気の長いお考えでいらっしゃるが、武力侵攻と同時にこういった裏工作も進めておくというのはなかなか賢い企てやもしれぬ。

「死にたくない」とか「仲間であるマシン獣を自爆させたくない」とかいう感傷は、おそらくバラノイアでは持ち合わせのないものなのであろう……。


第15話「友よ 熱く眠れ!!」

 機械帝国産にしてはオカルティックな出自のバラリベンジャー。地球人的には感情パワーの発露と考えてしまうが、バラノイア側にとってはスクラップの誤作動くらいの感覚なのかも。そしてスクラップされたバラノイア民は溶かしてリサイクルされるでもなくあんな感じでうら寂しく打ち捨てられているのだなあ。地球侵略も別に資源を狙ったものではないようだし、マテリアルには事欠かないのだろうか?


第16話「腕白!! 未来っ子」

 ジュンが屋台からかっぱらったショートケーキを頬張り、「こんなに美味しいものを食べたのは生まれて初めて」と喜ぶ姿が印象的であった。200年後の食料はどうやらゴムみたいな物質で、あまり美味しいものではないようだ。宇宙旅行が一般的であるようだし、携帯性と保存性に優れたディストピア飯の雰囲気がぷんぷん。
 ケーキを分け合ってすっかり仲良くなったジュンとミキオ。後半、一度は母に連れられていったかのように思われたミキオだが、彼はすぐに再びジュンの元へ駆け戻ってくる。いきなり知らない大人や怪人に囲まれて心細かったであろうジュンにとっては、何よりうれしい瞬間であっただろう。いつか未来で再会できているといいなあ。


第17話「強奪 変身ブレス」


第18話「父の異常な愛情」

 元ネタ「博士の異常な愛情」は未見。「また私は如何にして絶望するのを止めて機械を愛するようになったか」といったところだろうか。

 茂は参謀長直々に存在を許されたし、ピノキオ(の外ヅラ)も町の人々に受け入れられていた。機械と人間の関係は未だ断絶まではしておらず、やりようによっていくらでも発展させていくことが出来る、と明るい展望を抱きたくなる。もちろんバラノイアはちょっと人間を蹂躙しすぎているし、今更仲良くお手々を取ってと言うわけにはいかないだろうが……。

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