初めに

もともとこの事業を始めた理由は訪問介護事業所で働くヘルパーの賃金が低いという観点からでした。

ヘルパー不足と言われる介護業界でいかに解決法があるかを大学在学中探りました。

訪問介護とは

訪問介護はデイサービスとは違い実際に介護員が自宅に来て介護を行う仕事だ。

ヘルパーの賃金が低い理由は様々ありますが自分が目を付けたのは中間コスト、いわゆる管理費用の部分でした。

介護が必要な方は最初にケアマネージャー(前回のノートでご紹介)に依頼しケアマネージャーが訪問介護事業所へ依頼し訪問介護事業所がヘルパーを探すという二重、三重構造になっている。

訪問介護事業所の担当者はヘルパーの時間の管理が大変で担当者が介護を行いながら時間の合間でヘルパーのスケジュール管理を行う。

このヘルパーのスケジュール管理も煩雑でヘルパーはすべて紙で事業所に提出している事業所が多い。

解決策

実際には利用者(介護が必要とする方々)が要望するヘルパーとは別な方が来るのは決して珍しいことではない。

ベイケア(現みーつけあ)では訪問介護事業所を設立しヘルパーを雇って利用者に選んでいただく事業を考えました。ヘルパーもオンラインでスケジュールを管理することによってそのスケジュールを見ればすぐに好きなヘルパーを選択するような形になっていました。

売り上げは順調に伸びていましたけれどもスケーラビリティに関していくつか問題がありました。一つは訪問介護事業所を運営するにあたって違う地域でヘルパーを採用するのに拠点を置く必要がありましたので全国で沢山の事業所を抱えることになります。

そこで他の事業所のヘルパー達の登録を試みましたがやはり自社で事業所を運営するにあたって他社のヘルパーの情報は提供できないとお断りが引き続きました。

更に利用者が選択するのにもやはりケアマネージャーが選択する場合も多かったです。

そこで一旦ビジネスモデルを変えて利用者が事業所を探すモデルと事業所を持たないことに決意しました。

今後

利用者が事業所を探す習慣ができれば自然にヘルパーの選択も行うことになります。それによって以前描いていた利用者がヘルパー選択に基づきヘルパーも働きやすくなり、中間コストもなくなりますのでヘルパーの賃金を上げることが可能となります。

まだまだこの事業の課題は沢山ありますけれども最初に利用者獲得のニーズが高いデイサービスの集客、そしてデイサービスを探す利用者の方々をマッチングをしていきます。

今後ともみーつけあをどうぞよろしくお願いいたします。

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