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みちのく潮風トレイルを歩く

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青森県八戸市から福島県相馬市まで1025㎞太平洋沿岸の森、里、川、海を「みちのく潮風トレイル」をセクションハイクしている現在進行形な話
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記事一覧

「みちのく潮風トレイル」を歩く7

「みちのく潮風トレイル」を歩く7

【6日目】セクションハイク3日目
水平線ではなく防潮堤から上がる日の出。綺麗だけど微妙な気持ち。

野田村からの道のりは「十ヶ浦公園」を歩き、ほたて展望台と海沿いのロードが続く。振り返ると、永遠と続く野田村を守る防潮堤。
昨日は遠くに見える、あの半島をぐるっと周ってきたんだな。

防潮堤を遥かに越える高さまでの津波。もうよくわからない。
歩いていると、いまだに空き地が多く、威力の凄まじさだけは想像

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「みちのく潮風トレイル」を歩く6

「みちのく潮風トレイル」を歩く6

【5日目】セクションハイク2日目
朝の気配がして目を覚ます。4月27日の日の出時間は4:39 寒気が入っていてかなり寒い。コーヒーを飲みノンビリと片付けを開始する。太陽がある時は時間を掛けて乾燥をさせたい。

朝7:00久慈市の街じゅうに「あまちゃん」のオープニングテーマが流れ出す。これ、きっと毎日流れているんだろうな。。2013年に放送なので、もう8年前だ。
ふたたび、「道の駅くじ」に停めハイク

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「みちのく潮風」トレイルを歩く5

「みちのく潮風」トレイルを歩く5

【準備】2回目のセクションハイク
今回は4月末、少しは荷物を減らせるかと思いきや直前の天気予報は0℃近くまで気温が下がる可能性も。急遽10月末同様にダウンを詰め込んだ。

前回からの変更点
・ペグが打てそうなので、テントではなくワンポールシェルター 軽量化
・鍋料理、魚焼く想定で、深型フライパンを追加
・折りたたみテーブルを追加
・四合瓶を運ぶ想定で、丈夫なバックパック 重量増
結果、軽量化よりも

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「みちのく潮風トレイル」を歩く4

「みちのく潮風トレイル」を歩く4

【3日目】雨...
テントを叩く雨音で目が覚める。予報通りであれば、これから風雨が強くなる。憂鬱な気持ちで朝ごはんを作り出す。今日は、五穀米おにぎりと塩昆布でリゾット。コンビニのおにぎりは味が濃いのでイロイロな味が楽しめる。

出発するころには、徐々に風も強くなってきた。濡れたテントがズッシリと肩に感じる。

海に面した種市海浜公園には防潮堤があり津波から生活環境を守っている。このトレイルで初めて

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「みちのく潮風トレイル」を歩く3

「みちのく潮風トレイル」を歩く3

【2日目】トレイル最高地点へ
買っておいたパンとスープで朝食を取り8:00から歩き始める。2泊3日中日の今日は距離を稼ぎたい。

今日もアスファルトかぁ。4㎞程歩くと、ようやく階上岳登山道が見えてくる。トイレ、自動販売機があり水分の補充が可能。ここまでルート上には商店無し。

ここから、階上岳まで5㎞ほど綺麗な登山道が続く。日本酒の瓶が両肩に重くのしかかる。途中、泊まるはずだった「つつじの森キャン

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「みちのく潮風トレイル」を歩く2

「みちのく潮風トレイル」を歩く2

【スタート前に】
盛岡の友人と車でスタート地点に向かう前に、どうしても寄りたい場所があった。電車で行く場合は、JR八戸線トレイルのスタート駅である「鮫駅」の2っ手前「陸奥湊駅」にある陸奥湊駅前朝市で朝ごはんが絶対おススメ。

各お店(おば様が座っている)に、数切れ単位で売られている刺身や焼き魚を購入し、市場奥の定食屋でご飯とみそ汁と共に食べる。
ウニ、いくら、マグロにヒラメ。ご飯よりおかずが多くな

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「みちのく潮風トレイル」を歩く

「みちのく潮風トレイル」を歩く

青森県八戸市から福島県相馬市まで、森、里、川、海の恵みを感じる太平洋沿岸をつなぐ1025㎞のトレイル。2019年6月に全線開通をして、全てが歩けるようになった「みちのく潮風トレイル」

日本は山頂の道(トレイル)を行く縦走登山ルートは多いものの、街を繋ぐコースは日本では、まだまだ少ないのかな。

今回のトレイルは、森、里、川、海の恵みの誘惑に逆らわないで行くことを目的とした。休日を使ったセクション

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