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英語のリスニングができるようになるには?

歌って絵を描くTOEFL講師の水月むつみです。

海外留学したい人のために、TOEFLのスコアアップの英語術や留学について書いています。

私が留学のためにTOEFLのテストを受け始めた頃、リスニングが全然できませんでした。

私は小さい頃に海外にいたこともなく、普通に日本で生まれて、日本の田舎で育ったのでナチュラルに英語が聞き取れた訳ではありません。

10歳くらいから近所のお友だちと一緒にECCに行ってはいましたが、それもお遊びのようなもの。

当時の学校の英語の授業ではリスニングなどほとんどやらなかったので、TOEFLのテストで求められる大学の講義を英語で聞くなんていうのは、ものすごいハードル。

何回も何回も聞いても、ちっとも何を言っているか分からない笑

そんな私もそれなりに聞き取れてスコアも取れるようになりましたが、英語のリスニングが難しいのは英語の音は日本語の音よりも数が多くて、日本人に区別ができない音が多いということが1つあります。

例えば、よく言われる “r” と “I” の音の区別が日本語話者には難しい。

rice   lice

という単語がありますが、rice はお米、lice はシラミ。

I like rice.

と言った時に、”r” が ”l” に聞こえたら、「私はシラミが好きです」の意味になってしまいますー。本当は「私はお米が好きです」なのに。日本語和者にはどちらも同じ音に聞こえるんですね。

あるいは、日本語にはない “th” の音。日本語話者には「ス」に聞こえるので、

   mouse      mouth

この2つは同じに聞こえます。「ネズミ」と「口」が同じになってしまうんですね。

こういう例は他にもたくさんありますが、英語の音と日本語の音が違うというより、日本語と英語では音の世界の切り取り方が違うと言ったほうが理解しやすのではないかなと思います。

音は連続体なので、区切れ目はありません。私たち人間が音を切り取って、区切っているんです。

たとえば、日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、「あ」「い」「う」「え」「お」という音が世界に独立して別々に存在しているわけではありません。

授業中にちょっとやってみてと言うことがありますが、声に出して、

「いーえーあーおーうー」

と言ってみてください。その時に音をつなげて言う意識でやってみると、この音の連続がひとつづきなのがちょっとは感じ取れるんじゃないかと思います。

「い」と「え」の間にある音。「え」と「あ」の間にある音。「あ」と「お」の間にある音。「お」と「う」の間にある音。

そういう中間の音がいろいろあります。でも、私たち日本語話者はそれらも「あ」「い」「う」「え」「お」の5つのどれかに分類しているということです。

実際には「あ」に分類している音もいろいろバリエーションがあるけれど、全部1つの「あ」と日本語話者は分類しているということ。「聞き間違い」をすることってあると思いますが、それはそういう音の「分類」を間違えたということです。

たとえば、さきほどの例の rice と lice の区別が日本人に難しいのは、日本語では "r" と "l" は同じ音の分類にされるから。日本語と英語では音の分類の仕方、音の世界の切り取り方が違うということですね。

なので、日本語話者が英語のリスニングができるようになるには、英語の音の分類ができるようになればいいということ。

その具体的な方法については、これから記事で詳しく説明していきますね♡

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