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桜 定点観測2024

今年も桜の季節がやってきた。
4月に入ってから満開を迎える桜を見たのはいつ以来だろうか。



桜は誰がどこで撮っても同じような写真になる。
聞くところによるとソメイヨシノは全ての個体がクローンで遺伝子的には同じ木なんだとか。そんな木なものだから桜だけを被写体にした写真はどれも同じように見える。

同じ桜であったとしても人によって見え方や感じ方が違う。
毎年同じ場所で同じ桜を見たとしても、そのときに生起する感情は違う。
同じ場所から桜を撮り続けて4年目。
使っているカメラやレンズは違うけれど、それも含めて僕の現在地を確認するための定点観測。

今年の僕は何を思って桜の写真を撮っただろう。


SIGMA 150-600mm f5.6-f6.3 DG DN。
今年のSIGMAの4月のカレンダーを意識して。

オールドレンズを使って撮った写真もなかなか趣深いものがあったけれど、曇り空の下で撮る桜にはSIGMA 90mm f2.8 DG DNがしっくり来るものがあった。






90mmのレンズならf値は2.8や4が丁度良い。
RAWで撮って桜のために作った「SAKURAプリセット」を当てる。



桜の花ひとつひとつを撮るのも良いけれど、やはり咲き乱れてこその「満開」だ。
これだけ見事な桜並木にも関わらず見物客が少ないのもまた良い。


この日は息子も早起きをして一緒に写真を撮った。
桜を撮る僕を望遠レンズを使って撮っている。
被写体の僕が言うのも何だけど、なかなか良い写真が撮れていると思う。


黄色い帽子が小学一年生感を出している。
春だなあ。


明日からしばらく雨予報。
桜の花はきっと散ってしまうだろう。

満を持して開花した今年の桜。
例年になく見事な景色を見せてくれた。
おかげでとても良い写真を撮ることができた。

来年は家族みんなで来よう。
小さいカメラマンはメキメキと腕を上げている。
きっと今年よりも良い写真が沢山撮れるはずだ。

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