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女性アスリートを襲う悲劇

どうも、こーへ〜です🌱
今回は「女性アスリートを襲う悲劇」についてご紹介します!


いったいどんな悲劇だと思いますか?


スポーツと恋愛をうまく両立できないこと?


違います!


外反母趾になりやすいからハイヒールが履けないこと?


んー違います!


食べたい時に食べたい食事ができないこと?


お、おしい!


実は!


激しいトレーニングを続けている女性のアスリートは「エネルギー不足」「無月経」「骨粗鬆症」のリスクと隣り合わせなんです!

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これには「エストロジェン」という女性ホルモンが関与しています。

このエストロジェンの作用は

✔︎受精卵が子宮に着床する準備を促す

✔︎女性らしい体をつくる(二次性徴)

✔︎卵胞発育

✔︎骨形成促進

などがあり、今回関連深いのは「骨形成促進」です。

エストロジェン(女性ホルモン)は副腎皮質で分泌され「ステロイドホルモン」に分類されるホルモンで、原料は「コレステロール(脂質)」になります。

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女性アスリートは運動によるエネルギー消費量が、食事によるエネルギー摂取量を上回ると「エネルギー不足」状態に陥ることがあります。

このエネルギー不足が続くことで視床下部から月経に必要なホルモンの分泌が障害され「無月経」になります。
ちなみ、国立スポーツ科学センターの実施したアンケートでは国内トップレベルの女性アスリートのうち無月経を含む月経周期異常のある者は約4割にも及ぶという結果が出ました。


また、エネルギー不足が続くことでステロイドホルモンの原料であるコレステロール(脂質)の摂取ができないので必然的に十分なエストロジェンが産生されず骨量が低下し骨が脆くなる「骨粗鬆症」になりやすくなります。
ちなみに、この状態で運動を続けると「疲労骨折」を起こしやすいです。

この「エネルギー不足」「無月経」「骨粗鬆症」をまとめて女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad)といいます。


また、マラソンなどのオーバートレーニングは足の裏にある毛細血管を何度も踏みつけてしまうので血管の中を遊走している赤血球が壊れ「貧血」になりやすくなります。これは戦時中の軍隊が長時間行軍したことで起こり兵士の尿に赤血球の中身であるヘモグロビンが見られたことが知られています。

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対策として足の裏にかかる衝撃を緩衝してくれるシューズを選ぶことが大切になります💡


女性アスリートはこのように様々なリスクファクターを背負い競技に出ていると考えると本当にスゴい!と思いました🌱



ランニング中のあの脇腹の痛みについての記事も書いているので是非チェックしてください!


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最後まで読んで頂きありがとうございました!
少しでもお役に立てれば嬉しいです🌚

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