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【詩】忘れられた首

誰かが首を忘れていった
錆びたネックレスしたやつ
乾いた笑い声が響いて
バケツ持って雨を待つ人々

焼け爛れた瞼 剥がれ落ちる肌
俺の仕事だから 俺の役割だから
穴に埋めていく人形たち
頭上で輝く炎 仲間を売って暮らす日々
庭の花に水をあげる 子供達が笑う

誰かが首を忘れていった
腐乱臭放ってるやつを
憎しみと共に空に豆撒いて
降らない雨をひたすら待つ人達

焼け爛れた瞼 剥がれ落ちる肌
俺の仕事だから 俺の役割だから
穴に埋めていく人形たち
頭上で輝く炎 仲間を売って暮らす日々
庭の花に水をあげる 子供達が笑う

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