少し寂しい

毎日日記と詩を書いている時期があった。「このままでは何も残らないから何かを生きた証として残さなければ…!!」という焦りが強かった10代20代の時期だ。今思うとその状態はそれはそれで生きる馬力があってよかったのかもしれないと思うことがある。どういうことかというと今じゃすっかり昔より執念や踏ん張る馬力が減ってしまったと感じることが多くあるのである。別に何か生きた証をこの世に残さなくてもいいやと思えるようになったし、空虚なのは当たり前じゃん人間だものとまで思うようになった。昔はあれだけジムモリソンやゴッホやカートコバーンに憧れたというのに。

この乱世においてまずいんじゃないかというくらい自分には生きる馬力というか執念が足りていないと思う。メリットは穏やかでいられることくらい。まぁ結構なメリットではあると思うけれども。

"あぁつまんないよベイビー"とかつてイギーポップもピストルズも歌ったようなあの感じがとても羨ましく思えるよ。


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