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新婚旅行3日目(2) トラムに乗って植物園と動物園へ

森の墓地を後にして、次の目的地に向かうために再びストックホルムの中心部に戻ってきた。次はトラム(路面電車)に乗ってユールゴーデン島というところに向かう。

トラムは水辺をゆっくりと走る。

ほどなく目的の停留所に到着。林の中を抜ける道をしばらく歩くと、ローゼンダールという場所に着いた。

バラがメインの植物園である。植物やガーデニンググッズを買うこともできるし、カフェもある。お昼時だったのでここでランチをとることにした。

スープとオープンサンドイッチと白ワイン。(妻はデザートも。写真は妻が自分のプレートを撮ったもの。)スープはフェンネルと何かのナッツが効いていて、食べたことのない味だった。是非また体験したい一品。カフェは人気のようでかなりの賑わいだった。

ちなみにバラは季節柄咲いていなかった。この場所で一番楽しんだのは食事だったかも。とはいえせっかくなので近くをぐるりと散歩することにした。

ユールゴーデン島はストックホルム市民にとっての憩いの場だ。東京で言えば新宿御苑や代々木公園、砧公園、昭和記念公園みたいな場所に思えた。しばらくしてから同じ島の中にある別の場所に行くことにした。「スカンセン」というところ。

ストックホルムの昔ながらの雰囲気を楽しめる遊園地だ。遊園地というよりは野外博物館といった名前が適切かもしれないし、動物園でもある。園内はニワトリが走り回っていたり、昔ながらの建物がたっていたりと、ほっこりする。寒い国ならではのトナカイもいて、妻と「昨日食べたやつだね」なんていう身もふたもない会話をした。

トナカイに抱いていた幻想は払拭された気がする。シンプルにデカい鹿だ。

他にもクマやオオカミもいるし、小動物コーナーみたいのもあったりと盛りだくさん。なぜか、ネコのコーナーもあった。家のリビング風に演出されたところで気ままに過ごすネコが数匹。スウェーデンの人も面白いことするな。

それにしても動物園に来たこと自体久しぶりだったのでかなり新鮮だった。スカンセンを後にして、再びトラムに乗って街へ戻る。降りた停留所の近くにはサクラの咲く広場が。八重桜が満開だ。

日本のように酒盛りをする人はいなかった。でも多くの人たちが思い思いに楽しんでいて、サクラを楽しむのはスウェーデンでも日本でも一緒なのだと思った。

前日に続き、またしても予定していた場所には行き尽くしたので、近くを散歩することにした。とりあえず街の中心部に歩いて移動。地下鉄のターミナル駅の駅前にある広場に着いた。セルゲル広場という場所だ。

階段部分にたくさんの献花が置かれていた。私たちがスウェーデンに訪れる一週間程前に、近くの商業施設に車が突っ込むテロがあったのだ。献花はこの場所だけではなく、事件のあった繁華街の至る所に置かれていた。

沈痛な気持ちになった一方で、歩き回って疲れてきた。広場のすぐ隣にある文化会館で休憩することにした。ホールや図書館、カフェなど、いろいろ入った複合施設だ。

カフェでミッケラーというマイクロブルワリーのクラフトビールを飲み(妻はお茶)、広場を眺めながら一息。

時間は午後4時くらいになっていた。森の墓地、ローゼンダール、スカンセンといろいろな場所を歩き回ったので疲れてきたので、まだ明るいけれどホテルに戻ることにした。ここからは徒歩で帰れるので散歩がてらだ。

夕方5時くらいになると、店仕舞いの準備に掛かる店が目立つ。日本、特に東京の感覚からすると「むしろここからが稼ぎ時なのでは」と思った。これで商売が成り立つ不思議さを話しながら歩いているうちに、ホテルに到着した。

部屋でのんびり寛いでいるうちにお腹が空いてきた。この日はホテル内のレストランで夕食を食べることにした。

またしてもクラフトビール。食事ももちろん美味しかったし、ホールスタッフも親切で心地良い時間だった。

満腹になって部屋に戻る。翌日はスウェーデン最終日、そしてアイスランドに向かう日だ。

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駄文ですが何卒よろしくお願いします