今、現役の独立リーガーや引退された独立リーガーたちが、ブログやSNSを活用して、発信する姿をよく見かけます。

それぞれの野球の考え方や、知識、技術、また野球以外のことなど、内容は多種多様で、こう言った取り組みから、また何か新しいものが生まれたり、動きが出るかもしれないと思うと、とても楽しみに感じます。

僕自身、現役選手を引退して約1年がたった時期から、こう言ったブログを始め、やればやるほど、現役の頃からやっておけば良かったと感じることが多いものです。

今日はそんな近頃の流れを見て、感じたことを書いていこうと思います。

1.SNSを有効活用するために大切なこと

なぜ僕が「現役の頃からやっておけば良かったと感じる」と思ったかと言うと、こう言ったSNSを有効活用するためには、自分が「何者」かであるかが、とても重要だと感じるからです。

「現役独立リーガー」という立場は、とても価値のあるもので、実際に現役選手にしか発信できないものってたくさんあって、それを求めている人たちもたくさんいることは、間違いないと思います。

こう言った、「何者」か明確な人がSNSで発信をすると、受け手の捉え方は大きく変わるように感じます。

決して偉い立場の人しか発信すべきでないと言っているわけではなく、より有効にSNSを活用するためには、自分が「何者」であるかを明確にすることが大切だと言うことです。

そもそもSNSを利用する理由は、人それぞれ違うわけですが、「SNSを活用するため」と言う点から見れば、SNSの、メディア的、広告的な要素を活用するわけで、こう言ったことからも、やはり自分が「何者」かがとても重要だと思うわけです。

2.僕がSNSを活用する理由。

SNSを活用する理由は様々だと思います。

日常のアウトプットとして活用される方も多いでしょう。

実際に僕自身もやっていることではあるのですが、例えば本を読んだ感想などをブログに書くだけでも、読む以上に自分の頭の中に記憶として落とし込むことができて、とても有効的です。

そして、もう一つ大切な理由があります。

SNS発信を通して、僕一人では解決できない問題を、多くの方に認知、共有、共感していただき、解決、改善に繋げたい。

要するに、僕だけで起こせないアクションでも、多くの方の力を借りて、大きなムーブメントを起こしたい。と言ったところでしょうか。

僕はもともと一匹狼だったと言うか、自分の納得が行くまで、1人で何事も解決しようとしていた人間でした。

ただ、独立リーグという、大げさに言えば生きるか死ぬかの中で野球をやって、野球だけでなく、人間としても微力なんだなと痛感しました。

結局、1人で正しいと思っていても、それは自分の世界観の中でしかなくて、社会的に認知、理解されていなければ、価値のないものなわけです。

自分の中で正しいと思う価値観や哲学を追求すること自体は、間違ってはいないと思います。

ただし、それを1人だけで貫き通すには、限界がある。

そこに必要なのは、上でも述べた認知、共有、共感だと思うのです。

だから僕はSNSを通して、まずは自分が言い出しっぺとして、良いものは良いと、発信したいわけです。

僕はわりと「変なヤツ」と笑われてもヘラヘラできる人間なので、そう言った矢面に立つことにこそ、自分の存在価値があるのかなと。

しかし、間違いなくそう言った役回りができたとしても、結局僕だけの力だけでは確かな価値を見いだすこと、生み出すことはできないのです。

これは自戒を込めてとか言う以前に、ただただ僕自身がポンコツだと認識しているからです。笑

1人でなんでもできる。

なんて言うのは幻想で、人間の発揮できる力には限界があります。それも根性論とかを抜きに、物理的な問題として。

でも、その可能性を引き延ばすポテンシャルを持っているのがSNSであって、僕はそれを最大限に活用したい。

そんな想いがSNSを活用する理由です。

3.SNSを活用した先にあるもの

こう言った認知、共有、共感を得るためにも、やはりここで問題になるのが、自分は「何者」であるかだと思います。

これは逆転の発想的な要素もあって、SNSを適切に活用するためには自分が何者かにならなくてはならないのだから、あんなことやってみよう。こんなことやってみよう。もっと頑張ろう。とも思えるわけです。

もちろん口八丁だけで良い言葉を発して、行動が伴っていないパターンだって、なきにしろあらずなわけです。

決して誰かのために頑張るわけではありませんが、公での発信を通して自分の言葉や言動に負荷をかけ、行動をよりきめ細かに磨こうとするわけです。

語彙力のなさによる抽象的な表現になってしまいましたが、そうやって自分を奮い立たせながら、「自分」を確立させ、人生を生き抜く道筋を作ることで、結果、自分が自分でしかない、「何者」かになれるのではないでしょうか。

4.終わりに

1番初めにも述べましたが、少しずつでも現役の独立リーガーや引退された元選手が発信することは、とても大切なことだと感じます。

これは僕界隈の話ですが、もちろんそれ以外の人たちがSNSを有効活用することも素晴らしいと思います。

決してやってるから偉いとか、良いと言っているわけではありません。

やることだけが目的であったり、成功と言ったわけでもありません。

大切なのは、「どう生きるか」を追求すること。

しつこいくらいに「何者」と言う言葉を乱用しましたが、何かに依存して、頼って行かずとも、「自分」を確立、主張して生きて行ける時代です。

だからこそ、自分にしかできない生き方を追求できれば、きっとより面白い人生を歩んで行けると僕は思います。

何が成功だなんてわからないし、幸せなんて人それぞれです。

でも、1人の人間として、より良く生きたいと言う欲求は、誰もが抱く共通した想いではないでしょうか。

より良い生き方の提案として、少しでも何かを感じ取ってくださる方が1人でもいれば嬉しく思います。

長くなりました。

ご精読、ありがとうございました。

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