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アドレナリンがドバドバで眠れない君へ

なんと本日、数時間前に我が子が爆誕した。

朝の4時頃に破水と思われる現象があったのだが、なるべく4月生まれが良いという私のエゴで、これは破水ではない、これは破水ではない、尿漏れだと自分に言い聞かせていた。

しかし、ネットで調べるとやはり破水、そのうちお腹もちょっと痛くなってきたので病院に連絡。

やはり破水であり、そのまま朝6時頃入院に。

その時はまだ余裕であった。痛みは深呼吸でなんかできるレベルだった。

それから、11時頃にはもう耐えられない痛みが数分置きに襲ってきた。

夫に肛門をテニスボールで思いきり押してもらい「もっと強くして!!」と叫びながら、自分の髪を引っ張りながら、ベッド柵をガンガン叩きながら過ごした。

あぁ、なぜ無痛分娩にしなったんだろうと後悔した。差額の15万を節約しようと、昔は無痛分娩なんてなかったしと、呑気な事を言っていた自分を恨んだ。15万なんて安いもんだ、こんな痛みだとわかっていたなら!!

「あとどのくらいですか?」と何度も助産師さんに泣きながら尋ねる。

平均は15時間くらいと、衝撃の返答。
嘘だろ、ふざけんな、殺す気か!!

あと15時間もこれに耐えていたら私は何か私でないものになってしまうのではないかと思った。本気で。

13時頃奇跡が起こり「これはもうすぐだよ!あと1時間で出てくるよ!」と、吉報。

良かった、あと1時間でこの痛みから解放される。そう思ったが、あと1時間も耐えられるのか?とも思った。

そしてここからが分娩だ。どうして人間はこんな作りになっているんだろうか。
股間から人が出てくるなんておかしな話過ぎるだろ。

早く終わりたい一心で、助産師さんの指導の元ありえないくらい踏ん張った。5回くらい踏ん張ったら産まれた。爆誕した。

感動よりも痛みからの解放で感極まる。赤子のことはほぼ見てない。よく泣いていたので元気なんだろう。良かった。

その後も切開された股を縫合したり、後陣痛があったり痛いことは続いた。

あまりにぼーっとしていたのでよく理解できなかったが、赤子は酸素の部屋に連れて行かれた。赤子とは、ほんの一瞬写真撮影で私の胸元に近づいただけなので全然実感がない。

朝の4時から起きていて、何も食べていなかったのに、眠れないし、お腹も空かない。まさにハイ状態。

病室は4人部屋だか私以外にもうひとり。
彼女は先ほど、これからお産のようで分娩室に移動していった。
痛みに耐える彼女の息遣いを聞いて腰をさすってあげたくなったが、隣の女が突然自分の腰をさすってきたら彼女も恐怖だと思うので辞めた。

彼女の検討を祈る!!!

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