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第676回【圧巻人生日誌 日々是成長】667(2023/3/29)▲▲『語る』と『聴く』のsessions▲▲


昨日、

ふとした思いつきで

今度はインタビューやってみたいなぁ

という話を書いていたのですが、

今日一日ボケーっとしながら考えているうちに

どういう方にお願いしようかという骨格が

朧げながらに湧いてきました。



着手はさっさと!とのことなので、

早速お願いしたい方にもお声がけし

ご了解を頂き良い滑り出し。



月に1回なのか2回なのか、

まだ頻度は確定できませんが、

私のような名も無いような存在では

着手している人もいなさそうなので、

おもしろ企画に昇華させていきたいと

考えている次第。



しかしこの『インタビュー』ってやつは

一人語りするよりも格段に難しいだろうし、

知見や人柄も問われるだろうし、

色々と高いハードルに立ち向かうような

気がしています。



私が成果物として目(耳)にする

インタビューというと、

音声によるそれと

文字によるそれの2種があるかと思います。


音声によるインタビューは

巷に溢れているように思えますが、

私の音声インタビューこと始めは(聞く方)

神田昌典さんの

『ダントツ企業・マーケティング実践セミナー』

でした。

(比較的対談に近い形式でしたが)


かれこれ15年近くも前ですが、

毎月音源CDが郵送されてきて

ウォークマンに入れてひたすら

聞き続けていたことを思い出します。



これ

今でもバックナンバーをwebで購入できますが、

神田さんが普段語りで

2時間近くにもわたって

各界の著名人に話を聞く、対談する、

というスタイルが

今より若者だった私には新鮮で

自分の知らない世界を見ることができたものです。



一方の紙媒体のインタビューも

雑誌や週刊誌でしばしば目にしますが、

私に大きなインパクトを与えたのは

沢木耕太郎さんでしょう。


沢木さんといえば

『深夜特急』やエッセイ、

ノンフィクションだったりするわけですが、

意外にも対談やインタビューも多いんですよね。



数年前に発売された4分冊シリーズ

『sessions』も私の胸を熱くした作品の一つ。


沢木さん的には

インタビューでも対談でもない、

『セッションズ』だと説明されていますが、

私には広義のインタビューのようにも思えます。



その説明書きの中で

沢木さんは以下のように書かれています。


一本の外国映画を見た。
その中で、心理療法のために向かい合った
二人の会話を、『セッション』と呼ぶのを知った。

セッションといえば、
音楽、とりわけジャズが連想される。

たとえばジャム・セッションと呼ばれる
演奏形態では、
ゆるやかな方向性が設定されると、
あとは演奏者の自由な判断によって
音のやりとりがされるようになる。

考えてみれば、対談も、
一つのテーマが提示されると、
あとはその周辺を行きつ戻りつしながら
自由に展開されていく。
対談はもとより心理療法の会話とは異なるが、
その意味においてはまさに
セッションそのものと言えなくもない。

ジャズが音によって会話するように、
対談は言葉を用いて自由に
話のやりとりをする。

そのやりとりの中で、
より多く『話し手』になるか『聴き手』になるかは、
その時の二人の状況や気分や流れによる。

私は、どちらかといえば、
対談の場において『話し手』になるより
『聴き手』になることを好んだ。

『耳を澄ます』より



そうか、

私が次なることとしてやってみたいのは

『聴く』ということだったのかもしれません。


実は私は月に1回コーチに

傾聴力を教えて頂いてもいるので、

『聴く』という行為の

重要性は理解はしているつもり。



しかし『聴く』『語る』以上に

難しいもの。


と、ここまで書いてきて。

『100人組手』だって『聴く』ことじゃない、

とふと気が付きます。


既に200人近い方と組手をしてきたけれども、

基本行動はお相手の話を『聴く』ということ。



『聴く』という行為だって

立派な価値提供なのですよ、

との教えを受けたことを思い出します。



『語る』と『聴く』。

相反するようで密接不離な2つの行動を

いかに両立させて行くか。

大変だけれども興味の尽きない

テーマなのです。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


『語る』が先か、『聴く』が先か。

どちらも重要であるがゆえ、
両立させて進める必要があるだろう。


しかし、
『聴く』ことができる人は
『語る』ことも出来るはずだ。
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