根拠なき自信というものがあるらしい。

根拠のある自信といえば、
私は〇〇大学卒業していますとか
▲▲の仕事をずっとしてきました、
とかそういう類のものだろう。

自信の根拠となる成功体験が
実際に存在する、とも言えそうだ。
しかしこの自信の欠点は、
根拠がなくなると自信すらも
失われてしまう可能性が高いことだ。

一方で
根拠なき自信とは何だろうか。
成功体験や実績は無いけれども、
自分は大丈夫と
確信が持てることだろう。

それ、『ハッタリ』ですやん、
と言われるかもしれないが、
ハッタリ大歓迎ではないだろうか。

根拠のない自信を持つことの
最大のメリットは、
実績の有無に関わらず
自分を信じられるようになることだ、と
ポジティブ心理学を教える久世浩司氏は仰る。

その根拠のない自信を満たす要素は、
・自己肯定感
・失敗許容力
・自己効力感
の3つであると先述の久世氏は言う。

ではこの3つの要素を伸ばすには
どうしていけば良いのか。

行動科学マネジメント研究所所長の石田淳氏は
『小さな成功体験』の積み重ねが
もっとも大事であると言う。

それは他人から見れば
些細なことでも良いのである。

朝いつもより早く起きることができた。
残業せずに帰ることができた。
仕事を時間までに終わらせることができた。

小さな成功を積み重ねる
『小さな３連勝』を目指すのだ。

俺スゲーと思う。
あんたスゲーと言ってもらう。

毎日職場で上司に追い詰められ、
些細なことでごにゃごにゃ言われる環境で
やる気がなかなか上がらないのはここにある。

仕事の環境では
色々と利害関係も発生するので
致し方ないところもあるが、
自分を肯定しご機嫌に生きたいのであれば
お互いを褒め称えあえる環境にいることが
意外と大事なのである。

職場で毎日辛い、
自分をネガティブな方向に
追い込んでしまう方は、
外の世界に出て
自分の存在を認めてくれる
環境に身を投じてみたら良いのだ。

何かが変わるはずであるから。