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第489回【筋トレ日誌 その他日々是】480(2022/9/7)▲▲好奇心に導かれて生きる人▲▲

プロのセーラーで海洋冒険家の
白石康次郎さんという方がいる。


白石さんのことは存じなかったのだが、
私が愛読する某クレジットカード会社の会報誌内
『逆転のセオリー』のコーナーで初めて知る。


私はヨットを操舵した経験は無いが、
世界一周の航行ともなると
数ヶ月近くも孤独との戦いとなるそうだ。


白石さんは2021年
世界で最も過酷と言われるヨットレース
『ヴァンデ・グローブ』に参戦、
94日21時間32分56秒という記録で
約4万8,000キロともいう距離を
孤独の中で航行したという。


そんな単独世界一周に7回も挑戦しているそうだが、
うち成功したのは4回。
3回は失敗に終わっているという。


少なくとも私であったら
1回失敗したらもはや断念して
次に挑戦しようと思わないだろう。
そもそも3ヶ月の孤独に耐えられるだろうか。


そんな孤独と闘うために
人生を賭けているというが、
その原動力は全ては好奇心だそうだ。


単なる頑張りだけでは、
7回もの孤独の世界に挑戦しようとは
なかなか思えないだろう。


セミナー等でお世話になっている
鮒谷周史さんはよく
『やる気の前に、その気』と仰るが、
『何かをやらずにはおられない』
という気持ちにまで昇華させないと
何かを追求するということにまでは
至らないのであろう。


白石さんはこんなことも仰っている。


『やりたいことや考えていることが
 行動と一致していると、
 心から楽しいというサインが出る。
 ところがそこにズレがあると
 苦しいなとか、つまらないなとか、
 そういうサインが出る。』


『心のサインは自分にしか
 分からない。
 だからこそ、やりたいこと、
 考えていることと行動が
 一致しなければ人は孤独を感じるし、
 常に一致していれば、
 何千キロ離れた海原にいても、
 そこには楽しいことばかりがあるのだ
 と思います。』


子供が何故いつも楽しそうなのか。
それは、『感情』でもってして動き
好奇心の赴くままに動いているからだろう。


楽しそうに生きる大人も
よくよく観察してみると皆
好奇心のもとに動いている。


今日がつまらないとか、
週末はボケーっと過ごしている
暇なんてない。


不確実な世の中だからこそ、
常に好奇心の指し示すもとに
生きていきたいものだ。

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