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一年の精算に「大祓」

 本年もコロナ禍に大きく生活に影響があった1年でありました、年末となりそろそろ新年の気配もして参りました。

 古代より伝わる神事儀礼に大祓の神事があります。

 人が知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを除去し、それによって災厄を避けることを目的としています。

 今でも、毎年6月と12月の晦日に宮中をはじめとして全国の神社において、絶え間なく祭行されています。

 私たちは生活していくうえで、知らないうちに、またはしまったと思いつつも間違った行いをしていたり、他人に迷惑をかけたりしているものです。

 これをすがすがしく祓い清め身も心も本来の自分に帰って、健康で明るい生活を続けたいと思いませんか?

 古くから日本人は生活の中に常に祓い清めるという意識を持っていて、言い換えれば自己反省をし、明日への精進の力強い糧としてきました。

 その意味では、初詣よりも重要な儀礼といえるかもしれません。

 皆さんはこぞって初詣に出かけますが、この行く年の一年を切り捨ててお願いだけしに行ってませんか。

 この12月に、氏神様の社頭にお立ちになって、神主さんからお祓いをして頂いて、茅の輪をくぐって新しい年の家内安全、無事息災を祈り、新しい年を迎えることをお勧めします。

 この1年忘れたいことのある方、思わぬことをしてしまって後悔した方、うまくいかずに来年に期待する方、今年を清算して来年に向かって新しい人生を再び切り開く方、離職、離婚など離のつく方、失業、失恋、失敗など失のつく方にはお勧めします。

 なお、大祓いの祝詞は、禊によって、身体、精神面の罪や穢れ、汚れたものを祓い捨てようという思想から始まった言葉の塊で成り立っています。

 したがって、この長文の祝詞でする霊的な秘法は神秘的です。いろいろな意味で霊魂を作用させるし、身体浄化、精神の向上に役立ち、また霊声を聞く方も多いのです。


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