星宮之垣

田舎町の神職が感得したご神気の事、ご相談をいただく除災招福の霊法の事、見聞きした伝へな…

星宮之垣

田舎町の神職が感得したご神気の事、ご相談をいただく除災招福の霊法の事、見聞きした伝へなどを少しづつお知らせしていきたいと思います。

マガジン

  • 神社のご神気にかかわること

    豊かな生活状態の中でも、家庭生活や社会生活に疲れ、心の安らぎや出口を求めている自分がいませんか?モノの豊かさの蔭で心の豊かさを失ってはいないでしょうか。迷いや悩みに答えが出せない自分を発見したら、和みの気を求めて安らぎの場所を見つけに行ってみましょう。自分に合った良い気が流れる空間、心地よい気がかもし出されてる空間があります。立ち止まったり、腰を下ろすと気持ちがスーッとしてくるような場所、そこにいるだけでイライラやトゲトゲが取れていきます。 その場の気を心身が感受し、魂が浄化されるからです。自分に合った場所をご自分で探しに行ってみましょう。必ず見つかります。これから私が神気を感じたところを不定期にお話ししてまいります。その中にきっとご自分に合う場所があるはずです。お試し下さい。

  • 御神籤、占い、おまじないにかかわること

最近の記事

暦とは?

8月の末になりますと主要な神社からいっせいに来年の暦が発売されます。 「OO暦」「OOこよみ」と言われているものです。本屋さんに行きますと既に何種類かが発売になっています。 この暦とはカレンダーの事だということはお分かりだと思います。私たちが日常使っているカレンダーと月日は一緒になっています。 この中で、大安ですとか仏滅をチェックしてお仕事に使う人がいます。これを六曜と言います。 また、立秋や秋分などの二十四節気で動いている方も多いですね。食品関係、ファッション関係、

    • 地震の神様は?

      昔から、地震、雷、火事、親爺といわれ、地震は怖いものの筆頭ですが、よく知られた御神名が不思議とありません。 皆さんはどう思われてましたか。 私は以前から、地震の多い国なのに不思議だなと思っておりました。よく知り合いの神主さんに、ご当地にありませんかと伺ったものですが、返ってくるのは私どもが知っている御神命です。 大地で起こるものですから大地主(オオドコヌシノカミ)で、地鎮祭の時にお出ましいただく神さん。あとは鹿島神宮(神社)さんの御祭神、タケミカヅチノカミです。 東日

      • お肌の美容にいい御神水

        先般、七夕の話を致しました。 それぞれの地方で行われる七夕祭、梅雨の最中もあれば、満天の星空もあります。どこかにズレがありますね。これもカレンダーのなせるところです。 今でも旧暦のカレンダーを作ってるところがあるはずです。ご商売によってはこのカレンダーの方が仕事の流れにマッチするそうです。めくら暦(農暦)という古い暦も作られています。 さて、この暦ですが、美容に使われている事は知る人ぞ知るです。無意識でそうなさってるのかもしれませんが、この暦の上の二十四節気、日差しを測

        • 困った時の神頼みでもいいんです。

          神社には、一年の間に様々な「年中行事」があります。 「年中行事」の根本は、食物の豊作と労働力の確保とがうかがい知れます。 食物である農産物の確保は、人の農作業によりますが、重要な日照や恵みの雨は自然の力によるもので、人間には自由に出来ません。 したがって、食物の豊作は神の力によるという信頼が生まれました。これが起こりです。当時の食物の中心は五穀、五穀が稔るかどうかは死活問題であったと思います。「五穀豊穣」が神社の祭りの中心テーマなのは理解して頂けるでしょう。 さぁ、田

        暦とは?

        マガジン

        • 神社のご神気にかかわること
          32本
        • 御神籤、占い、おまじないにかかわること
          28本

        記事

          禍除けのお守りは人それぞれ

          私の奉職させていただいている神社の近くに川があります。 散策をしてて川原で小石を拾ったといって大事にしている方が少なくありません。見せていただくと丸くて優しそうな表情をしているものが多いです。 時々、お守りの置物にしたいので魂入れをお願いしますといって立寄られる方もいます。石を拾いに来たのではなく偶然目に付いたわけです。 その人の感性、琴線に触れたものです。縁を感じられたのでしょう。 石笛の形をしていたり、何かのお姿をしていたりと、その方々の眼に映った形を拝見している

          禍除けのお守りは人それぞれ

          神がおりてくる!?

          最近ネットでは、パワースポットの写真や動画が拡散されて居てそれを見るだけで神様のパワーをいただけるような話を見かけます。本当にそんなことがあるのでしょうか? 神社において神をお迎えするする場所が御阿礼所です。樹木を祭場に立てたり、神の依り給うものに装飾を施したりします。 「御阿礼(みあれ)」とは、神の降臨を意味します。 自然の森や木立、岩石のある聖域などに神の降臨があるとする古代の観念が、今に引き継がれています。 通常、ここは神職以外の立ち入りは許されませんが、その雰

          神がおりてくる!?

          お祭りの意味とは

          近くの神社の夏祭りに、観光地の盛大な祭りに老若男女がどっと繰り出します。 外国の方から見ると熱心な宗教者に映ります。しかし、当の私たちは宗教上の参加などとはさらさら考えていません。 初詣がそうです、七五三もそうです。私たちにとっては、年中行事であったり、人生儀礼であるとするものです。それは宗教心から出たものではなく、日本人の信仰心のようなものです。 確かに、日本の祭りの祭るとは「神霊を慰める儀式を行うこと」です。 例大祭の神事、お神楽の舞をはじめとして、宵宮のお芝居も

          お祭りの意味とは

          パワーアップの方法あれこれ

          江戸時代の運命学に九星方鑑というのがあります。現代の気学に相当するものです。この中に祐気取りという運命開発の方法があります。 代表的なものがお水取ですが、そこに祐気の方法として「名産・産物を食す」とあります。 その地で採れたものを食すということです。 確かに神社仏閣を参拝しますと、必ず門前にお土産としてその地の名物名産が並んでいます。特に歴史のあるものは身体にいいもの、薬効のあるものだから今日まで長続きしているのでしょう。 その中に漬物があります。今回の話は漬物です。

          パワーアップの方法あれこれ

          先天の運気と気脈のいかし方

          6月も半ばになり、新年度をうまく軌道に乗せた人、思いどうりに進めなかった人と結果が見えてまいります。 上手く5月病状態から脱出できましたでしょうか。お医者さんに掛かるほどのものではなさそうですが、ご本人にとっては辛いものです。 気を病む、気が進まなくなる。ご自分の心とよく相談して深呼吸をして進まれてください。 さて、今回は運気について触れましょう。 先天の運気、気脈をどう捉えるかをお話します。 この先天の運気と今の運気のバランスを見て取ることですが、先天の運気を日で

          先天の運気と気脈のいかし方

          祭りと健康

          鎮火祭(ちんかさい)という祭りをご存じでしょうか? はなしずめのまつりとも言います。 古代からある祭りのひとつで、遠き時代大和の国に始まったとされています。 古代わが国では、春(旧暦)、花の飛散するのに伴って疫神が四方に四散して病を起こすと考えられていたようです。これを防ぐために疫病除けの神事として、花咲き散る季節に行われた重要な祭祀です。 今でもこの季節、いろいろに呼び方を変えて各地で行われています。 桜の枝、的射の行事、弓、矢などが散見される祭りで、華鎮祭(げち

          祭りと健康

          夏の風物詩〜七夕とほおずき市〜

          夏の風物詩と言えば七夕です。 各地の七夕行事を見てみますと、願い事を書いた短冊を飾る可愛らしいイメージの他に七夕流しという風習があります。 七夕というのは、奈良時代に中国から我が国に伝わり、宮中の儀式になったものです。 ところが何故だかわかりませんが、この風習が我が国では庶民の七夕流しに変わったことにお気づきでしょうか。 人形(ひとがた=形代・かたしろといいます)に、人の穢れをまとわせて、火をつけて川や海に流す、全てを水に流してしまおうという祓えの行事に変わってるんで

          夏の風物詩〜七夕とほおずき市〜

          七夕祭りのホントのところ

          七夕というと7月7日とお考えの方が多いかと思いますが、実は7月31日が七夕です。 えーっと思う方もいらっしゃると思いますが、7月31日なのです。 7月7日は毎年梅雨の最中です。何で梅雨の最中に七夕が来てしまうのか疑問に思いませんでしたか? 神奈川県の平塚の七夕がこの頃だからですか? でも仙台は8月7日に七夕をやっています。満天の星空を眺めて、天の川を探すのに相応しいのは7月の初めですか?それとも8月の初めですか? 何故こんなことが起きるのでしょうか。以前お話した夏越

          七夕祭りのホントのところ

          夏越の祓(なごしのはらえ)

          神社の鳥居の下や拝殿の前などに茅で大きな輪を作ったものを設け、そこをくぐって穢れや災いを祓う夏越神事です。茅の輪くぐりのほかに、人型の紙に穢れを託して川に流したり、海の水で清めたりします。 「みなづきの なごしのはらえするひとは とうときいのちのぶというなり」 皆さん今年も大祓い式に参加されますか? 6月末の茅の輪くぐり。場所によっては7月の末におこなう所もありますので、このところあまり芳しくなかった方は、夏越(なごし)の祭り、茅の輪くぐりで穢れを清め、この半年を締めく

          夏越の祓(なごしのはらえ)

          「道は阿波より始まる」とは

           新しい年明け早々、海外在住の方から活動拠点の移転に関する相談を頂きました。以前から在留邦人のみならず、意外な方から口コミでしょうか相談が舞い込みます。  その都度、翻訳をお願いしてるのですが、その文脈から、海外の方々は精神的なよりどころを求める事に強い関心をお持ちの方が多いようです。単に東洋的なものを求めているのではなく、精神性を追求するご様子が良く伝わってまいります。  ようやく小正月も済み、節分を迎えて立春となりました。  いわゆる今年の始まりです。明け方、東の空

          「道は阿波より始まる」とは

          イライラしたら氏神様へ

          この2年間はコロナ禍ということも有り、中々ストレスがかかる状況が続いていることもあるのか、ご相談いただくとき必ず出てくる言葉に「イライラします」というイライラ感があります。 20代30代の方には結構多いです。職場で、ご家庭で、学校で、サークルでときりがありません。 第一は人間関係です。次はご自分の周囲、環境における閉塞感にです。 初めは自分のいたらなさや努力不足を挙げていますが、やがて出口では他人や社会を悪く捉えていきます。 きっかけの多くは「モノ」に繋がっています。

          イライラしたら氏神様へ

          恵方参り

           新暦のお正月も明けましたが、次に来るのは旧暦のお正月である春節です。  今日本で、これを感じる行事は、「恵方参り」です。  「恵方」というのは、その年の「あきの方」ともいい、その年の福徳を司る吉神「歳徳神(としとくじん)」のいる方角を言います。今年は、方位盤の巳と午の間、丙の方、南南東になります。  「恵方参り」は、この方角にある神社を参拝することです。「恵方参り」には、場所によっていろいろな方法、作法もあるようですが、ここでは一般的な方法をお話いたします。要領は初詣

          恵方参り