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ぶどう膜炎の目薬が図らずも花粉症に効いた、って話

 最近、本家のブログよりもnoteの更新頻度の方が高くなりつつある小波津セイイチです。
 本家ブログは『Wordpress』にて制作しているのですが、自由度が高いってことは面倒であることの裏返しでもあるわけで…。

 その点、noteは出来る事が限られてる分あんまり深く考えなくても記事投稿出来るのが魅力なんですよね。

 と、言うわけで、今回はご好評頂いている(?)僕の持病シリーズです。

『ぶどう膜炎』なので死ぬほど目薬差してます

 自分が『強直性脊椎炎』という免疫疾患を患っているのはnoteで何度もお伝えした通りなのですが、その合併症として目には『ぶどう膜炎』という症状が発生しています。今は大分治まってますが。

 ぶどう膜炎とはザックリ言うと目の内部に炎症が発生する病気。自分は強直性脊椎炎によって全身の関節に炎症が発生している状態なのですが、その”おまけ”として目にも炎症が起きているんですね。
 具体的な症状としては主に目のかすみが見られるのですが、マックスでヤバかった時は視力も低下してました。
 ちなみに治療開始前は両目でかすみが発生していましたが、現在は調子の悪い時でも片目ずつしか症状は出ていません。

 そんなぶどう膜炎の治療ですが、自分の場合根本の原因が免疫疾患なので手術等でどうにかなるようなものでもなく、とりあえず対症療法として「炎症を抑える目薬を死ぬほど差しまくる」という方法を取っています。

 使用しているのは『サンベタゾン』というステロイド系の抗炎症点眼/点鼻薬でして、コイツを一日に4回点眼しています(正確には右目2回、左目4回)。
 また、前回の通院時に左目のみ眼球に傷が見られたとの事で、角膜の治癒を促進する『センジュ』というヒアルロン酸点眼薬も左目のみ一日4回使用しています。
 あとは、かすみが酷い時は『ミドリンP』という散瞳作用(瞳孔をガン開きにする)のある目薬も使用していました。

『花粉症』発症疑惑

 持病である強直性脊椎炎から少し話が変わるのですが、とうとう自分も花粉症を発症したかもしれません。

 ぶっちゃけると昨シーズン辺りからなんとなく予兆があったのですが、とうとう今年は「目のかゆみや鼻水」といった症状が表面化してきました。
 今年は馬鹿みたいに花粉が飛散していたとも聞きますし、その辺りも関係しているんですかね?

 ただ、一方で花粉症確定とも言い切れない部分はあるんですよね。
 鼻水なんかはシンプルに風邪ひいただけかもしれないですし、目だって花粉なんていう”粉”が入ればそりゃあ痒くなるでしょ、っていう。
 そもそも薬で免疫を抑えて生活しているので風邪はひきやすい筈ですし、たまたま花粉症シーズンに風邪こじらせてそれっぽい症状が出てただけ、という可能性もゼロではないのでは…?

 っていうか、どうせ免疫が暴走してるなら自分の体だけじゃなくウイルスやアレルギー物質なんかも跳ね除けて欲しいですよね。
 暴走してるクセにいざって時には役に立たないなんて、エヴァンゲリオンで例えたらジェットアローンみたいなもんですよ。

花粉症にはサンベタゾンが効くぞ!

 まだ疑惑の段階ですが、記事制作の都合上ここからは花粉症を発症したテイで進めさせて頂きます。

 元々鼻炎持ちの自分にとって、正直言って花粉症による鼻のムズムズなんかは大したことありませんでした。
 一方で目の痒みは普段感じない症状なので、コイツがやたら気になって鬱陶しかったんです。

 そんなウザい目の痒みですが、あることに気付きました。

「あれ?左目は痒くないぞ…?」

 そう、何故か痒いのは右目だけ。左目はほとんど痒くならなかったんですね。

 原因はすぐに思い当たりました。そう、毎日点眼している”サンベタゾン”です。
 こいつは先にも解説した通り”抗炎症薬”なんですが、そのお陰で花粉症の炎症まで抑えられていたっぽいんですよね。
 で、右目は朝と寝る前の2回しか点眼していないので日中は普通に痒いのですが、左目は朝晩に加えて昼と夕方も点眼しているので一日中効果が継続していて痒くなかった、ってことなんですね。

 ぶどう膜炎によってサンベタゾンが処方されたことにより、図らずも花粉症による目の痒みから救われたのです。左目だけ。

花粉症対策でサンベタゾンを使うのはオススメしません

 そんな感じでサンベタゾンによって(左目だけ)救われたわけですが、正直申し上げて花粉症対策目的でコイツを使うのはオススメしません。
 まあ、そもそも花粉症の場合は処方されないとは思いますが…。

 このサンベタゾンという薬、かなり強い抗炎症・抗アレルギー薬らしいんですよね。
 それ故に副作用の危険性も高いらしいのです。そもそもステロイド系の薬って総じて副作用があるとは思いますが…。

 具体的には眼圧の上昇といった危険性があるそうで、定期的な眼圧検査が必須なんだそうです。
 自分の場合は毎月通院して眼圧検査してるので問題ないですが、普通の花粉症ユーザーはたまたまサンベタゾンを入手してもむやみに使わないでくださいwww

まとめ

 そんなわけで花粉症にたまたま普段から使っている薬が効いた、って話でした。
 強直性脊椎炎は色々ダルい病気ですが、こんな感じで花粉症を軽減できたのは不幸中の幸いですかね。

 いやどう考えても強直性脊椎炎より花粉症の方が数百倍マシだし全く”幸い”じゃねぇわ。免疫バグった時点で不幸100%だったわ。

 あ、花粉症が酷い方に朗報ですが、『生物学的製剤』というカテゴリーに属する薬品で花粉症に無茶苦茶効くやつがあるそうです。自身も酷い花粉症に悩まされている耳鼻科医の友人が言ってました。
 自分も難病申請が通れば生物学的製剤を使用し始める予定なので、なんというかタイムリーな話題だったんですよね。
 この手の薬は薬価がバカ高いのが玉に瑕ですが、花粉症の場合は年がら年中打つわけじゃないんだからまだ常識の範囲内の出費で済みそう。

 そんなわけで、皆さんも健康には気を付けましょう。異常を感じたらすぐ病院!

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