見出し画像

『築こう! 心理的安定性』 ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと

不安だな...
不安だな...
怖いな...
怖いな...

ざわざわと胸騒ぎがする...
まだ、9月だというのに、肌寒く嫌な悪寒が背中を走る...

誰もいないはずの和室の障子が、
”す〜〜〜”
と開く...

そして、そこには!!!!!

ぎゃやああああああああああああ!!!

こんにちは、稲川淳二です。

ごめんなさい、嘘です。

なんの前振りだ!?
悪ふざけが過ぎました...
(大きく反省、小さく成長)

さて、前回は「心理的安定性を確保して、ワクワク楽しく働く」

というテーマで書きました。

その「心理的安定性」を築くには、コミュニケーションが重要だということも取り上げました。

コミュニュケーションを通じて、「心理的安定性を築く」という事はどういったことでしょうか?

こんな前振りを書いている自分の心理が不安定なんじゃないかと思いますが、それはおいといて、話しを進めます。

前回少し触れた効果的な「メンター」、「メンティ」の関係は、
「お互いの弱さを見せられる」
「お互いに敬意を持っている」
「お互いに自身の成長期待を持っている」

ということだと思っています。
そのためには、心理的安定性が必要が必要なんじゃないかと…

「心理的安定性(Pyscological Sefty)」という言葉は、Googleの働き方改革で注目を浴びた比較的新しい言葉です。
「心理的安定性」とは、「対人リスクをとっても問題ないという信念が、チーム内に浸透し共有されている状態」です。
Googleの働き方改革の一環で、企業・チームの生産性と最も関連の強い要因が「心理的安定性」だったことも発表されています。

では、その心理的安定性をどうやって築いていくか?
その前に「心理的安定性」を築くとどのような影響があるか、その効果をあげてみます。

率直に話すようになる:考えについて他人がどう思うか気にせず自分の意見や考えが率直に主張できるようになります。
考えが明晰になる:不安が軽減され認知の歪みが少なく考えが明晰になります。
意義ある対立が、あと押しされる:関係性の悪化に伴った対立ではなく、より本質的な対立を健全に議論できるようになります。
失敗が緩和される:失敗を報告しやすくなります。
イノベーションが促される:過去の前提を取り払って、思考することができるようになり、創造的な発想や意見が生まれます。
個人や組織内の障害でなく、目標に集中できる:目標に対してストレートに向きあえるようになります。
責任感が向上する:対人リスクをとっても、目標に対して自律的に行動できるようになります。

このように、「心理的安定性」を築くと様々な影響や変化が生じ、マイクロマネジメントから解放され、自主性が向上するのではないでしょうか。

ここまで「心理的安定性」の重要性について書いてきました。
さて、「心理的安定性」をどのように築いていくか?
これについては、生まれもっての才能や性格や意識によるところも大きいのですが、ある程度技術を知っておくのと知らないのでは、少なからず差は出てくると思います。
私の経験や様々な情報を集めて書いていくので、参考にしてみてください。
結構、当たり前のことですが、なかなか意識せずに自然と実行するのは難しいのではないでしょうか?

「視点・視野・視座」「傾聴」を基本として以下の5つをテーマをあげます。

①「視点・視野・視座」「傾聴・可視化」
傾聴というと、ただじっくりと長く聞けば良いという印象があるかもしれませんが、相手との関係を「視点・視野・視座」に置き換えながら、様々な技術を使いながら聞くことが重要です。
②「認知フレームとリフレーミング」
人には「認知の枠組み」がありその枠組みの中で思考、行動をする習性があります。その認知の枠組みの外側にあるものが認知の枠組みの盲点、心理的盲点、スコトーマと呼ばれたりします。この認知フレームは、変更することができます。これをリフレーミングと言います。
③「アクノレッジメント」による承認行動
アクノレッジメントというのは、聞き慣れないと思いますが、承認、認めることです。
どういった段階で、どのように承認行動をしていくかということです。
④「ストーリーテリング」物語を話す。
コミュニケーションをとる相手に対して過去の体験を物語として話すことによってお互いの認識が深まります。
⑤「ジョハリの窓」
古典的なフレームワークですが、コミュニケーションをとる相手との距離感を図るのに有効なフレームワークです。 
詳細については、割愛するので興味があれば調べてください。

これを無意識でできるようになれば、かなりのコミュニケーション能力ではないでしょうか?

このようなコミュニケーション能力を駆使しつつ心理的安定性を築いてみてください。

とは言うものの、コミュニケーションの技術もさることながら、やはりコミュニケーションと言うのは、建設的な対話を何度も繰り返す事によって、お互いの意識や目的が一致し、同じゴールを目指す事ができるのだと思います。

上記の項目を意識しながら、コミュニケーションを通じて、「心理的安全性」を高め、ワクワク楽しく働きましょう!

おしまい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?