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『GO! DX プロジェクト』 STEP3 デジタル化のアイデア

今回も「GO! DX プロジェクト」として、DXプロジェクトの推進について書いていこうと思います。基本的には毎週金曜日の配信を予定してます。

さて、今回は「STEP 3 デジタル化のアイデア」です。
STEP3デジタル化のアイデアも2回に分けて配信します。

前回、前々回は、こちらのマガジンから参照いただけると嬉しいです。

では、また「DXの実現ステップ」から始めます。

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どうやってデジタル化するのかではなく、まずは変革の要素から考えます。

もう一度、おさらいとして、DXとは、企業変革のための手段です。
下の図のように様々な環境変化に対応するための変革です。

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STEP1で、デジタルビジョンを策定したと思います
それに沿って、変革の要素を考えます

変革の起点とした時にステークホルダーベースで考えるのが有効かと

人を中心に考えた時に、その変革は、社外(顧客)に向けた変革か、社内(従業員)に向けた変革かに別れます。

UX/CX(User Experience/Customer Experience)と呼ばれるものか、EX(Employee Experience)と呼ばれるものかですね。

それを、デジタルテクノロジーで変えていく、あるいは創出するということです
イメージ的にはこんな感じでしょうか?

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デジタル化のアイデアの起点はここから始めています。

これを起点に企業変革におけるアイデア出しのアプローチを、私はこんな感じで考えてます。

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詳細については、次回に譲るとして、ここでは簡単に概略を触れておきます。

まずは、「環境の変化」について分析します。
現在どのように環境が変化しているか?を検討します。
一番わかりやすいフレームワークがPEST分析ですね。これを現在の変化だけではなく、未来を組み込みます。現在の変化が未来どうなっているのかを考えます。

次にその環境に変化によって、企業を取り巻くステークホルダーがどのように変化しているかを検討します。

そこから、各ステークホルダーの解決すべき課題を中心にペインとゲインをカスタマーインサイトとして分析し、ステークホルダーのNeeds/Wantsを導出します。

そのステークホルダーのNeeds/Wantsに対して、解決の施策としてSeedsを検討します。ここで、デジタル化が原因となっている課題や問題に対して、テクノロジーを注入します。

で、カスタマーインサイトを解決するアイデアを創出します。

最後に、そのアイデアを実現・提供し、ステークホルダーのNeeds/Wantsを満たします。

このアイデアが企業が提供する価値として、カスタマーインサイトとフィットすることが、PMF(プロダクトマーケットフィット)です。
PMFが実現したかどうかについての説明はここでは割愛します。
別途、機械があれば記事にしたいと思います。

このPMFを実現する手段として、ステークホルダーに対してのバイアスを取り除き、行動を後押しする(ナッジ)が重要になります。

結果として、カスタマーインサイトを満たすために、さまざまな企業の変革が必要になります。
ここでの変革には、大まかに分けて4つの変革の種類があると思います。

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この4つの変革のポートフォリオ(?)に対して、デジタル・テクノロジーで解決するかを考えてデジタル化のアイデアとします。

次回は「STEP 3 デジタル化のアイデア(2)」として、変革のアイデア出しのアプローチと変革の種類を組み合わせて、もう少し具体的に変革のアイデア出し、デジタル化のアイデア出しについて考えてみたいと思います。

つづく



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