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『GO!DX プロジェクト 番外編」なぜDXは難しいのか

今回は「GO!DX プロジェクト 番外編」としていつも思うことを書こうと思う

なぜ、DXの成功率は低いのか?
なぜ、DXの推進は難しいのか?

それは、超ハイレベルな総合力が求められるからである

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略であり、「デジタルを活用して企業を変革する」ということ

DXが目的ではなく、あくまでも手段であり目的は企業変革である

よくDX事例とかで見かけるのはデジタル化の域を出ていないものも多い

そして、企業変革は経営者マターである

しかし、ここで物事をややこしくするのが「デジタル」という悪魔の言霊

単なる企業変革ではなく、デジタル化が付いてきちゃってる…
単なるデジタル化ではなく、企業変革がついてきちゃってる...

このデジタルという一言で、困惑し、アレルギーを示し、身構える

人は知らないものに恐怖を感じる

デジタルに詳しい経営者であれば問題ないが、そうでない経営者も多い

で、情報システムという部門にぶん投げる

しかし、、、
投げた先の情報システム(特に日本の多くの...)では企業変革できない
名ばかりのCIO(失礼…)は、実はただの情報システム部長の延長でしかないこともしばしばである…

さらに、既存のビジネスが動いている
既存のビジネスを蔑ろにして、企業を変革するわけにはいかない

既存事業でのパフォーマンス向上をミッションとしている従業員からすれば、そんな成功するかもわからないDXなんぞやってられるか!
自分たちは目の前の収益化に直面している
と、抵抗勢力として立ちはだかる
そうなると、既存事業で行われるものは短期的な収益に直結するような単なる小手先のデジタル化による改善にしかすぎなくなる
それは企業変革とは程遠いものとなる...

ただ、無理に企業変革なんてしなくてもいいんだ
DXという言葉に踊らされる必要もない
単なるデジタル化でも十分な収益化が確保でき、持続的な成長ができるのであればそれでいい

また、改革には人事もつきものである
評価制度を含め、人を中心としたマネジメントも重要になる

企業改革の中心にあるのが人であるからだ

さらに、その人の意識改革こそがDXの行き着くところであるかもしれない

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ということで、ここに描かれているような要素を全て超ハイレベルで総合的に実施していくことが求められる

デジタルを起点として、全てを根っ子から変えるチェンジマネジメントがDXである

そして、これを一人の人材で行うことは不可能に近い

パズルのように、さまざな人材の能力を組み合わせて実施することが必要である

オーケストラの指揮者のように振る舞うようなリーダーが必要だ

そして、変革には抵抗勢力、反対勢力がつきもので、プロジェクトを推進する度に現れるそういった勢力を仲間に取り入れ、時にはなぎ倒しながら確固たる決意を持って推し進めなければならない

なので、DXプロジェクトは難しい

「GO! DXプロジェクト」シリーズもどうしても多岐に渡ってしまう…
(本当はもっと簡潔に書ければ良いのだが。。。)

おしまい


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