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#15 「DXの本質」 まとめ:DXの正体を暴く

時がたつのは早いもので、「DXの本質」を、全15章に渡って書いてきましたが、一旦、完結します。

最後に「最後にDXの正体」を暴いてみようかと思います。

いまや、DX はバズワードというよりも、得体の知れない憑き物のようになっているような気がします。

DXという呪文に過度に反応して、「DXだ!DXだ!」と、なにか悪い物に取り憑かれているかのようです。

その得体の知れない正体を暴いて呪縛から解き放っていきたいと思います。

さて、仕事上でお付き合いのある、いろいろな方々の意見(本当にいろいろと勉強になります)を取り入れながら、自分の思いを「DXの本質」として、これまで書き出してきました。

正直、後半はちょっとしんどかった...笑

この記事を通じて、ずっと書いてきたことは、

なぜいま「DX」なのか?

です。これを解明することが正体を暴くことです。

「DXとはデジタルを活用した企業変革である」と、最近はいろいろな人が言っているので、DXの目的は、だいぶ浸透してきたように思います。

では、なぜ、デジタルで企業が変わらないといけないのか?ということです。

それを理解する事、それこそが「DXの本質」であり、正体です。

その答えは、「もの凄い勢いで、社会がデジタル化」しているからです。

新型コロナウイルスの感染拡大は、そのデジタル化のスピードを加速させました。その要因の一つは、デジタルに対してのアレルギーを取り払ったことにあります。今までデジタルに対してアレルギー反応を示していた人からアレルギーをとりぞきました。キャッシュレスのような非接触やデリバリー、EC 利用率の上昇等もその一部です。
しかし、これは氷山の一角にすぎません。水面下では、もっとテクノロジーは進化し続けています。

そこで、いざ「DX」を進めようとした企業は足元を見れば、自社の状況は散々で、既存のシステム自体が「DX」に対しての足かせになっているような状況で愕然とします。

これが、「2025年の崖」というやつです。

それでも、社会の変化・進化は、待ってくれません。

生き残りをかけて「DX」を推進しなければならないのです。

社会はもの凄い勢いでデジタル化しています。
その変化に対応するために企業は変われるか?
社会が変化していく中で、生き残りをかけた企業変革の実践です。

「この世の中で唯一不変なものは、世の中は変わり続けることである」ということです。

予測不可能な時代を生き抜くために企業が変化に対応する文化を醸成すること(企業変革)が求められます。

そしてその社会はどんどんデジタル化しています。デジタル化する社会に対応するために、企業もデジタル化しなければならない。その変革のイネーブラー(起点)がデジタルです。だから「デジタルを活用した企業変革:DX」が必要ということです。

これが、「DX の正体」です。

デジタル化するか?それとも死か?

DXの正体が見えましたかね?
単純ですよね。
しかし、本当にこの事を理解して、意識して進めている企業はどのくらいあるのでしょうか?

そして、様々な企業の人たちと話し「DX」の案件を通じて、1枚の絵にたどり着きました。

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この一枚で、「DXの本質」を、あらわせているんのではないかと思います。

世の中は不確実で複雑性を増し、今回の新型ウイルス感染拡大のような予測出来ないような事態が訪れる可能性もあります。

そのような危機に対して、常に危機感と緊急性を持って、企業変革の文化を定着させていくことが、重要だと考えています。

世界的にワクチンも広まり、感染拡大が収束した時に、「逆襲のDX」が始まると思っています。

その時に備えて、企業は、組織は、個人は、”いま”、準備をしなければならないのです。

自社のビジネス環境においてデジタル化するから社会がどのような影響を与えているか?
自社に起きている(若しくはこれから起こる)DXの本質を理解し、正体を暴き、逆襲に向けて牙を磨ぐ!ということです。

「DXの本質」については、マガジンとしても登録しているので、そちらも合わせて読んでみてください。



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