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機材、高い、ツライ・・・【後編】

さぁ、本日も続きを書いていきたいと思いますが、後編では『どこで買う?』を書いていきます!前編、中編は以下のリンクからご覧ください。
機材、高い、ツライ・・・【前編】
機材、高い、ツライ・・・【中編】


機材はどこで買う?

今までは、機材を選択する上での基準や考え方を書いてきましたが、今日はその機材をどこで買うか?にフォーカスを当てたいと思います。

元々高級な機材ですので、やはり少しでも割引のあるインターネットや海外通販、フリマサイトで購入したいというのが世の常だと思います。

『命を預けるレース機材なんだから、専門のプロショップで購入しないとダメ!』というのは昔から言われていますが、もはやここまで価格が高騰すると、『買えないから競技辞めます!』という選手も出てきます。

それでは自転車業界や、自転車競技の衰退に繋がってしまいますので、私なりの考えを書いていきたいと思います。

なぜプロショップで買わないといけないのか?

まず、プロショップで購入しないといけないという点についてですが、やはりレース機材ですので、非常に繊細なメンテナンスや調整が求められます。

機材のトラブルは、一歩間違えれば命の危険にも繋がりますので、このように言われるのは当然のことです。

しかし、メンテナンスや調整とはあまり関係のないようなものだったり、自分自身で調整することができるもの、大会に行った時にトラブルがあったら最低限自分で対応できるようにしないといけないものに関しては、勉強のつもりで自分で安い物を探して使うのも良いと思っています。

自分で調達しても良いと思う機材

このように書くと、それって一体何が当てはまる?という方も多いと思いますので、自分なりの考えで以下に書き出したいと思います。

ロード用の機材

まずはロード用の機材についてです。
1.バイクジャージを含むウェア全般(ヘルメットやシューズ等も)
2.ホイール
3.タイヤ類
4.サドル
5.ペダル

※輪行する時に外すやつはだいたい全部という感じです。

上記に関しては、どうせ自分で触らないといけないものですし、安く買えるところがあれば、安く買うべきだと思っています。

一方で、完成車を購入する場合にはプロショップがいくら定価であってもプロショップで購入し、その後のメンテナンスもしてもらえる関係性を作っておくことは大切です。

お店によってはメンテナンスを無料でやってくれるところもあれば、有料のところもありますので、そこは先に確認しておくことが大事だと思います。
※本来全ての技術にお金が掛かるのは、認識しておくべきだと思います。

Youtube等がありますので、整備系の動画を見ながらであれば、フレームやコンポを買ってきて、1から組めないこともないかも知れません。

ただ、アマチュアでは分かったような気がしても、本質的には分かっていないことも多いので、リスクを避ける意味でも私はお勧めはしません。
※やりたければ、自分で全て組める人にアドバイスくらいは貰いましょう。

ハンドルや、ステムといったものについても、ケーブル等の取り回しが絡んできますので、ベテランの方以外は触らない方が無難です。

トラック(ピスト)用の機材

次にトラック競技用のバイクです。
1.ほぼ全ての機材

です(笑)ロードバイクと比較すると、構造が非常にシンプルですので、分かっている人に教えてもらいながらであれば、とりあえず組み上げることは初めての方でも可能だと思います。

ただ、シンプルが故に1つ1つのパーツの組み方が物凄く走りに影響しますので、本当に狙ったレースの際は信頼できるプロショップにお金を払ってでも調整してもらった方が良いと思います。

ですが、基本は組み方によって出てくる走りの違いも含めて、自分で実際に整備してみて、きちんと学ぶべきだと思います。

全て揃えない客は、お客様じゃない?

とりあえず、私の中では上記のように考えています。お店によっては、全てそのお店で揃えないと相手にしてくれなくなるようなお店もあると聞きますが、ハッキリ言ってもう昔とは時代が違います。

消費者側がそのお店で全ての物を買うのが一番安心できるということで、能動的に選択されるのであればそれが一番良いことですが、我々は自転車だけを買うために生きている訳ではありません。

他に兄弟がいて、その子にもお金が掛かる家庭、車を買い替えないといけない、私立の高校に通わせないといけない、大学の費用を捻出しないと・・・、理由は違えど余裕がない方は多いはずです。

現実的に考えて、自転車に掛けれるお金はこれくらいが限界!そこを超えるようであれば、やはり少しでも安く購入できるところを探して、是非無理なく競技を続けて欲しいと思います。

インターネットで日本中だけでなく、世界中のショップから商品を探せる時代です。英語ができなくても、グーグル翻訳で余裕でいけますwww

それを受け入れてくれないようなショップであれば、きっと先々関係はうまくいかないと思いますので、早々に別のお店にお世話になった方が良いと思います。

機材は大切、でも気持ちはもっと・・・

ここまで色々と書いてきましたが、機材スポーツとしての側面がある以上、機材はお金を出せば出すだけ良い物はあります。そのコスパはまちまちですが・・・。

しかし、どんな機材であっても決して安くないのが自転車です。今皆さんが乗っておられる自転車も、本当に大変な想いで保護者の方に買ってもらったんじゃないでしょうか?

フレームに関しては、世の中で最強!と呼ばれている物がもちろん優れているのは間違いないでしょう。しかし、皆さんが思っている程の差はないと思いますよ。

それであれば、自分らしいカラーリングであったり、好きな選手が乗っているメーカーのフレームで、他の選手と被らないような物を見つけ出し、大切に乗る方が練習にも身が入り、結果的に一番速くなると思います。

まとめ

ということで、全3回に渡って私の纏まらない意見を述べてきましたが、いかがだったでしょうか?

私としては、デジタルな『数値』より、アナログの『好き』という気持ちがもっと前に出てくれば、きっと皆さん機材のことで右往左往せず、平和的な気持ちで競技を続けられるんじゃないかなと思っていましたので、それをお伝えしたつもりです。

また、皆さんがXでリポスト(引用含む)してくださっているお陰で、結構多くの方に見て頂けているようです。本当に感謝致します<(_ _)>

今後も、少しでも多くのジュニア選手が競技を続けていく上で、何かヒントになったり、気持ちが楽になるようなことをお伝えできたらと思っておりますので、フォロー頂けると嬉しいです。

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>

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