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「まつりと呪い」を切り口に文芸学部再発見-『sful』vol.18予告編-

『sful-成城だより』は大体9月から10月にかけて取材を行っています。
発行は年1回、12月10日(2023年は日曜のため8日)です。
最新号は18号になります。18号の発行に先駆けて、記事の内容をちょっとだけご紹介します。完成後は、デジタルパンフレットで公開予定です。

特集は2024年に学部創設70周年を迎える文芸学部ー文芸の奥行きと広がりを感じる内容に

盆踊りやお神輿など、日本人にとって「お祭り」は身近な存在です。その歴史をたどっていくととても興味深い事実が浮かび上がってきます。そこで今号の特集では、「まつりと呪い」という世界に共通してみられる現象について文芸学部の先生方に話をうかがいました。
 
祭りは、元々は神と対峙する厳粛な儀式で、超自然的な力を持つ神霊を迎えてお仕えすることであったそうです。寺院で当たり前にみる仏像は、釈迦の死後は像をつくってまつることは畏れ多いとされていましたが、時代とともに変化していきました。仏像をありがたいものと思い、人はなぜ手を合わせるのか。「呪」の文字が入るアニメや映画が流行っていますが、わら人形がなぜ呪いに「効く」のか。そもそも呪いとは何か。魔術師や魔女が登場する物語に人はなぜ心を奪われるのか――。
 
内容をさらりと紹介しましたが、文芸の扉の向こうにはドキドキワクワクがあふれています。特集を通じて、その一端を体感してみてください。

SAILプログラム発案者と参加者の座談会から
成城学園の一番の魅力が浮き彫りに!

成城学園には学年を超えた異学年交流の伝統があり、社会に出てからも成城で培った人と人とのつながりが続いているとよく耳にします。
中高生に大学生と卒業生がサポート役として加わり、学年を超えて意見を交わしながら様々な課題に取り組む成城学園らしいプログラム、SAIL(Seijo Academic Interactive Learning)が今年中高でスタートしました。
今号では、SAILプログラムを提案・開発した卒業生の髙木生太さんと、プログラム参加者の中高生3人による座談会を行いました。
 
SAILでは、現役の外資系コンサルタントである髙木さんから出されるさまざまなミッションに対して、中高生たちが学年を超えて協力し合いながら、解決策を導いていきます。大学のゼミナールのように、生徒たちが主体的・対話的に取り組むプログラムです。
そんな難題に立ち向かう中で、中高生たちは何を学び、どのようにしてコミュニケーション力を身につけているのでしょうか。
もともと顔見知りではなかったという3人ながら、プログラムを通じて関係を深め、成長している様子がとてもよく伝わってくる座談会になりました。

キャリアセンターを徹底解剖!
“学生目線”のこだわりをじっくりご紹介

アイデアや工夫がつまった学園内の施設を紹介する「ワザあり! In Seijo Gakuen」のコーナーでは、大学のキャリアセンターを徹底解剖します。学生や職員の「こうしたい!」を反映したリニューアルから約1年。学生団体「キャリアサポーター」の有志メンバーと職員に、リニューアルにあたってどのようなアイデアを出し合ったか、重視したのはどういったところか、などをお聞きしました。
誰もが気軽に立ち寄れる場所になるようにとの思いで行われた約1年間の改修。その間には職員だけでなく、キャリアサポーターの学生も、積極的にリフォーム会社との打ち合わせに参加したり、ショールームに足を運んだりもしたといいます。リラックスカラーのグリーンを基調にした1階、集中タイムを重視したブルー基調の2階、それぞれのリニューアルポイントを聞けば聞くほど、取材陣は“学生目線”のこだわりが細部にわたっていることに驚かされるばかり。みなさんにも、この機会にリニューアル秘話を知っていただけたらと思います。

文=sful取材チーム 写真=佐藤克秋、川田雅宏
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『sful-成城だより』最新号はこちら

vol.18は2023年12月公開予定!乞うご期待!

(2023年12月追記)
vol.18を発行しました。上記バナーよりデジタルブックをご覧いただけます。