月の初めは肌寒かったことも忘れてしまうくらい、心地よいを少し通り越して汗ばむのが鬱陶しいような気候が続いていて、振り返ってみるとこれが1ヶ月のこととは到底思えない。毎年思うけど春は密度が濃い。気候が目まぐるしく変わるように新しい場所で新しい人と新しいことをする季節。鉛筆で黒く塗りつぶしたみたいな密度の濃い日々に自分の目的とかを忘れてしまいそうになるから、焦る。今年は見失いたくない。どうなりたいかを見据えて、そのまま優しくいたい。


『春一番』/yonige
「もういないあの人も、知らないあの人も必ず思う過去があり、思う人がいるのか」

『イノセント』/BUMP OF CHICIKEN
「恵まれていたとしても才能とチャンス活かせただろうか」

『beautiful glider』/BUMP OF CHICKEN
「もう誰の言う事でも予想つくぐらい長い間悩んだんだもんね」

『海と花束』/きのこ帝国
「僕たちはいつも叶わないものから順番に愛してしまう」

『bedtime story』/リーガルリリー
「困った顔のとなりの君が、得意気に話した物語を捨てられないまま夜明けが来るよ」

『US/アス』/Homecomings
「ああぼくらはたまたまうつくしい　あああなたはたまたまうつくしい」

『まばたき』/Homecomings
「このまちもそう、変わり続けていくのか　その目を澄ませばまだ熱はここにある」

『euphoria/ユーフォリア』/Homecomings
「曖昧な未来を少し照らしただけ簡単な安心を食べるように」

『幸男』/橋本絵莉子&波多野裕文
「母さん僕はずっと僕で父さんどんどんあなたに似て僕は幸せ者」

『ノウハウ』/橋本絵莉子&波多野裕文
「小さな君も大きな君も中ぐらいの君もわからないくらい好きよ」

『素直』/チャットモンチー
「さびがどこだか分からない歌が好きでした」


就職活動に忙しかったこともあって、この先どうなりたいかとか、翻って、どうやってここまで生きてきたとか、そういうことを考える月だった。自分が今までしてきたことの延長にしか自分はいられないなと思う。


はじめ