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同窓会



毎年桜の散る時期に
案内が届くけど
出席したことない

今年も郵便受けに
同窓会の案内

正直いうと
封も開けたくないのだけど


コロナの影響のせいか
リモートとかで
開催されるとか


高校時代にイジメにあっていた


卒業以来
二度と会いたくないと…
そう願って
頑なにクラスメイトとの交流を絶っていた。
(腐れ縁の友人ひとりを除いて)

私は地元の高校に通っていたから
同じ中学の子も多かった


ずっと仲が良いと思っていた人
私がイジメられるようになったら
その子も私をシカトした。


彼女が今回の同窓会の幹事のようだ

案内に一枚便箋が添えられていた
詳しいことは伏せるけど
謝罪の言葉

きっと彼女も
ずっと苦しんでいたのかもしれない。

私のそばにいたら
一緒にイジメられてだろう

それでも
一緒に笑って
泣いて
怒って
そうなりたかった。

謝罪の文に
私は"今更"
とも思った。

過去の痛みや事実が
消えるわけじゃない

こういう時
平気な顔して
同窓会に出席するのが
大人なのか

あの頃よりは
少しは強くなっている私
高校時代の苦い記憶を
笑い飛ばして。
"懐かしい"って
言ってやろうか…

過去、最悪のセンタクヲジシンデ選ぼうとした
その事実を伝えるより
今幸せだということを伝える方が
きっといい。

私はあなたじゃないし
あなたは私ではない


人はみんな違って当たり前

なのに人と違うことに
なぜ私を排除しようとするの

adhdはマイノリティなのかもしれない。

人は受け入れ難い事実を拒絶する。

それでも私は受け入れ場所を求めて生きてきた。


今年も
同窓会の案内は欠席に○をつけた。

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