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僕が一番欲しかったもの

必死で守ろうとしたものはなんだったのか
窒息しそうで
それでも  居座り続けてた理由

きっと意味はない
そこに居なければ
僕は僕でなくなる気がしたんだ

誰かに必要とされる 
そんなちっぽけなことで
僕は僕であり続けた

僕の手のひらには何もない
だから
 君の手を握り返すことしかできない

居場所を見失えば
意外とあっけなかった

それでも

君にしてあげられること
僕にはまだあるんだ

僕のあげたものでたくさんの
人が幸せそうに笑っていて
それを見た時の気持ちが僕の
探していたものだとわかった

出典:「僕が一番欲しかったもの」
槇原敬之



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