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DAY 20 子どもと一緒にNZ 2024

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)

スーパーのポイントカード

毎日のようにお買い物に行っています。
日本にいた時、歩いてすぐのところに便利なお店があったので、まとめて買っておくという習慣がない・・・
というか、わたしにはそれをやる能力がない。

そこで、毎日利用するのだからポイントカードが欲しい!
とずっと思っていました。
ようやく調べたところ、どうやらアプリしかないらしい。
しかし自分のiPhoneにアプリをダウンロードしようとしてもできない。

どうやら設定をニュージーランドに変えなければいけないようです。

「海外でアプリをダウンロードできないときの対処法」

など検索すると、出てくる出てくる対処法。

しかし・・・
どれをやっても最後の最後で上手くいかない。

こうして何日も何日もあきらめてはまたトライ、の繰り返しでした。
そして今日気づいたのは、登録するクレジットカードが海外対応していないのかも!!
ということでした。

もちろんどのカードも普通に外でお買い物に使えるのだけど、きっとこのスマホのシステム上、ニュージーランド国内で作ったカードしかダメなのかもしれない。と結論を導き出しました。

まず銀行の口座を作るべき。
なのは知っていて、日本にいるときからANZ銀行にアクセスしてとっくの昔に登録の準備をしていたのに、いまだに処理継続中で進まない。

銀行の窓口に行ったけど、

「まあ、待て」とのこと。
こちらもよくよく調べてみると、どうやら「日本からやるとややこしくなるらしい」という情報を得ました。

本当にそうだった。
ANZではなくBNZ銀行に口座をつくろう。

と、決断するところまで今日は進むことができました。

スーパーのポイントカードを作るには、
アプリダウンロードが必要。
それには、スマホの設定変更が必要。
それには国内のクレジットカードが必要。
それには銀行口座開設が必要。
口座開設のための住所証明だけはある。まだココだった・・・

ああ、新しい暮らしを始めるって楽しいな。

異国でWi-Fi設定という壁

すでにオンラインで電気とガスとモバイルを申し込んで、電気はつながり、モバイルもOK、ガスはまだボトルが届かないので待ってるところ。

残すはインターネット

このエリアはWirelessも繋がるけど、すぐに切れてしまいます。
Fiberしかまともに繋がらないらしいということが、何度もいろいろなストアを訪ねたおかげで体感で分かったこと。
(わたしの英語理解力にも問題がある)

なんとか先日Wirelessの短期の契約だけは出来たけど、ブチブチ切れるし不安定なのです。
きちんとした契約を結ぶことがこんなに難しいとは・・・

出だしの3日 Wi-Fiがないだけでどれだけ苦しかったか、私たちはすっかりWi-Fiがないと生きていけない人間になってしまった。

この家は新しくて綺麗で防犯もしっかり。お隣さんも最高。
がしかし、新しくFiberを引き込まなければいけないという大仕事があったなんて。

でもさ、大仕事なのは引き込む電気屋さんであって、わたしはあっちに電話して契約してって、それだけでいいはずだよね?と日本なら思うところ。

今日は思い切って電話をすることにしたのです。

Fiberをつなげたい、と言うことはできた。

1人目インド系お姉さん。はっきり言って、単語の一つも聞き取れなかった。

2人目中国系お兄さん。どうにか聞き取れたけど、何をしたらいいかさっぱり理解できない。

3人目ようやく私にとって一番聞き取りやすい英語を話す人が出てくれた!良かった!!!

この大事なところで全く聞き取れない英語の人だったら、私は何も言わずに電話を切ったかもしれない。人生でそんなことしたのはしつこい営業の人が一方的に話し続けていた時の1回だけ。


まず、反省点はたくさんあるけれど、基礎知識をつけておくべきでした。
Fiberってなに?と言うところから。

それも知らずに英語で電話なんて本当に無謀過ぎました。


Fibirボックスとは別に Routerが必要らしい。
そういうテクニカル的なこと、全くトンチンカンなので、何を言っているのかさっぱり分からない。
スペルを聞いてようやく何のこと言っているのかわかった。

さて契約のコースを選ぶ段階。
二つ説明されたけれどもとにかくもう贅沢は言わないから、「安い方で!

でも、他のところより高いのでドキドキしてくる。
とにかくもうココでやっぱりやめたとか言えない。

ここまでなんだかんだ1時間以上かかっています。

ようやく最終局面に降り立った・・・と思っていたのだけど、聞いて(聞き取れて)びっくり。

Fiber設置に4Weeks以上かかると!!

しょうがない。
私たちに残された時間はもうすでに11ヶ月を切っていますが、とにかくここに住むあとの人にも役立つはず。

ああ、一仕事終えた。
お迎え行かなくちゃ。
時計を見て現実に戻されました。

12か月契約でルーター無料。
キャンセル料が聞き取れなかった。
またはオープンタームでルーター180ドルか。

選ぶ余裕がないほどお迎え時間が迫っていました。

なんとかお姉さんの英語にも慣れてきて、

Fiber Capable Routerは自分でも買えるらしいので、いつでも解約できるようにそうすることにしました。
この会社から買う場合は毎月7ドルを支払い、途中で辞める場合は残りを支払う必要があります。

もう、一年もここにいられない、という現実が悲しい。

お迎え時間突入!

コントラクト?の文章を読み上げます、とのこと。
メールでも送るけど、そういうのが必要らしいです。

しかもガス、電気、Mobileとインターネット、全部読み上げます・・・・と。


事故するか
警察に捕まるのが早いか
お姉さんの焦りを増幅させる呪文を聞きながら、Googleマップのナビなしで息子の小学校に向かう。
迷い、Uターン、曲がる、また曲がる、、、

もうだめだ!と思い、この人を手放すことに。
電話をかけ直して欲しいとお願いしました。

最初からそうすればいいのに。
余裕がないってこういうこと。

何かを購入するときの心理状態ってこんな感じなんだろうな。ここまでの時間を無駄にしたくないという暗黙の焦りがストップできなくさせてしまうのだろうな。怖い怖い。

なんとか5分遅れで息子のお迎え後、娘のお迎えにまた車を飛ばしました。
今日はどうだったこうだった、話を聞きながら、100キロ走行。

電話がくる予定の4時になりそうだったので、とにかく急いで急いで。


一息つく間も無く電話あり。
しっかり時間を守ってくれるんだな・・・ニュージーランドの人って不思議。
両極端過ぎる。

最終的な確認をして、モバイルの移行手続きなどについても話し、

最後に、住んでいる地域のFiberカンパニーから工事の日程の連絡があるからね、と言われたので、電話じゃなくてメールで連絡くれないか?と聞いてみました。もう聞き取れないのは辛すぎるし時間も無駄にしたくない。

メールか電話かわからないけど、なんていう名前の会社からコンタクトしてくるか調べてあげるね、ということでまた待つこと5分以上。

そして、なんと。

なんと!

あなたの住んでいるところでやっぱりFiberは取り付けられない!!!

と。

ココまで2.5時間以上。

もう一度よく確認して、電話し直すと言われ、待つこと10分。

そして再度電話がありました。

Unfortunately
No Fiber

結局この午後のあーだこーだ、全てをキャンセルすることになりました。

謝ってくれました。
謝ってくれましたけれども。

私の貴重な午後の時間と事故のリスクと警察に捕まるリスクと、子供たちにどうして早く迎えに来ないの!と怒られ失った信頼と・・・・

ということで、今のテンポラリーで使っているWirelessを継続することに。
しかしルーターはお隣さんから借りているから、早いうちに買ってこよう。

と、少しずつ冷静になる頭の中。だけど、

まだPhoto IDの送信は必要か?
こないだそういえば何度か試したけど自動返信はもらえなかったけど?
さっき送ってくれって言っていたけど、それはまだ必要なの?

と、もうここまでくると英語力うんぬん言っていられない。文句の一つも言わないと気が済まないおばさん。

あ、あります。届いていますよ。
あなたはもう何もしなくていいですよ。
と優しい声。

(つまり、あなたは今日の午後、何もしなくて良かったんですよ、ということですね)

ありがとうございます。

本当は、「どうして最初から分からないの?」「どうして契約の最後の段階になるまで気づかないの?」と問い詰めたかった。英語力があったら、言っただろうか。いや、言えないな。

わたしは普段、疲れたとか、無駄とか、そういう言葉は使わないようにしているのだけど。

あーーーー!!
疲れたー!!!!

ガスも相変わらず使えず、
今日のシャワーどうしよう、
娘がかわいそうだな、

今日もランチ食べる暇なかったな・・・
お夕飯どうしようかな・・・
とりあえずスーパー行ってくる。

電子レンジと冷蔵庫があるのだから、大丈夫。

今日の収穫物は、わたしの英語力が多少は伸びたであろうということと、度胸値が上がったことだけ。

水シャワーを浴びて、ギャーギャー!!と騒ぐ息子と同じくらい、ギャーギャー騒ぎたかった。

けれど、ひとりの大人として、ジッと目を閉じて冷たい水を浴び、修行の一日を終えたのでした。

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