芽生える才能

ワタクシ、ちょっとばかりバレーボールが上手なんです(笑)それがどうしたって話なんですが。最近「好きな事を仕事にする!」とか、「特に頑張ってないのに楽々出来る事が才能だ!!」みたいな考え方、流行ってますよね?そういう考え方は、大好きなんです( ´∀`)

でも、私が楽々出来てどれだけやっても飽きない事、といったら自己啓発書を読むことぐらいですし、それが何の役に立つんじゃ!と、最近ちょっとそういう考え方にはウンザリモードだったんです。自己啓発書なんだから、自己が啓発されて役に立つハズなんですが、私の場合はただの娯楽で終わっていますし。でも、重要だと思われる所に蛍光ペンで線を引くときのあの幸福感がたまらず、やめられません。

今は美LIFEクリエイター、長谷川朋美さんという方の「自分の人生が愛おしくてたまらなくなる100の質問ノート」という本を読んでいるのですが、(タイトルをここに書くとちょっと気恥ずかしいですね…)この本、タイトルの通り質問形式になっているんです。書店で手に取り、質問されたい気分になった私は何日か迷った末に購入したわけですが、そこでされた質問の中で、ちょっとした閃きがありました。その質問↓

Q. 普段、あなたが言い訳していることは何ですか?原因もつけて3つ書き出してみましょう。



答えの中の一つ

「私には何の才能もないから、アーティスト(何らかの創作者)として成功できるわけがない」

これに対し、友人などの第三者になりきってアドバイスをする、というものなのですが、答えはこちら。

「才能なんて、なくていいんじゃない?やりたいっていう気持ちが十分才能だよ。バレーだって(ハイ、ここでやっとバレーが登場)最初は目も当てられないほど下手だったよね?血を吐くような練習を乗り越えた後に、急にうまくなったよね?」

何ていうことない答えですが、ここでピーンと来たんです。大概、他人の悩みなんて、第三者から見たら大したことなかったりしますからね。

私、中3の時にどういうわけか、バレーボールの県の代表選手に選ばれて、色んな学校から選ばれた選手たちと、4ヶ月間だけ一緒にチームを組んで練習し、全国大会に出るということがあったんです。それはもう、300本レシーブだとか、スパルタにも程がある練習だったんですけども。監督からビンタが飛んで来たら、ありがとうございまーす‼みたいな世界です。今なら大問題ですかね。

もともとは弱小チームのメンバーだった私は選ばれたくなんかなかったし、嫌で嫌でたまらなかったんです。でも先生の口車に乗せられて選考会に出てしまい、なぜか選ばれちゃった。超真面目子ちゃんだった私はもう引くに引けなくて、そのチームの雰囲気に付いていくのに、それはそれは必死でした。

…前置きがだいぶ長くなりましたが、とにかく、その時は本当に嫌だった。でも、降ってきた状況に巻き込まれる形ではあったにせよ、あの過酷な日々のなかで、確実にバレーボールの技術は伸びた。それ以降は、身長はないし勿論アマチュアの世界でではあるけれど、どのチームに入っても、余裕でやっていけた。自信ってこういうものなんだって分かった。

小5で始めたときは本当に下手で、公園で練習に付き合ってくれた姉には「信じられないほど下手。やめた方がいいんじゃない?」と罵倒されていました(お姉ちゃんヒドイ)。

以上を踏まえて何が言いたいかといいますと、明らかにコレっ!ていう才能がなくても、スパルタ式で限界まで研鑽を積んでいけば、大概のことはうまくなるでしょってこと…です…。

アレ?めっちゃいい事に気づいた私ー!って思ってたんですが、まとめに入った途端、気の重い結論に達してしまいました。

うーん。何とかせねば。

とにかく思ったのは、才能なんて、多くの人は最初は見えていないのがむしろ普通で、でも何となくコレかな〜コレやりたい〜ってことを辞めないでずっと続けていけば、突然ブレイクする日が来る。才能なんて、見つけるんじゃなくそこに種があると信じて育てるもの!っていうことです(*´∀`)

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