『スロウカーブ』
夏のカーブ
秋のカーブ
冬のカーブはもうすこしで出口が見えてきた
「カーブの出口には幸せしかない」
そう、小沢健二が歌ってからどれくらいたつだろうか
私は昨年の初夏にガーンに出会ってから
季節毎のカーブをはしりぬける幸せのなかにいきている
これからいくつのカーブをはしりぬけることができるだろうか
私は白い球になったように
春のカーブの入口に目線を定めている
私の名は「スロウカーブ」
ガーンに打たれるつもりはない
行きさきはキャッチャーミットでもない
あっとおどろくように
すりぬけるようにはしりぬける
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