新郎挨拶.docx

macのファイル整理をしようと思い、dropboxに突っ込んでいる「書き散らし系文章フォルダ」をのぞいてみたら「新郎挨拶.docx」というファイルがでてきた。

今年5月の結婚式のとき読んだものだ。

読み返してみても、たいしたことを書いていないから笑ってしまう。

どうも自分はこういった「挨拶」とかいうのは苦手で、そこに大した意味を見いだせないからものすごくシンプルに、単純な内容にしてしまう。実際3分で淡々と終わった。大げさな式でも無かったからどんどん言葉をそぎ落としていったら実質3行程度に納まってしまった。

何というか、これまで自分が出席したり見たり聞いたりした結婚式はそんなに多くないのだけど、その中でも一番短かったのでは無いだろうか。もしくはわたしの弟の結婚式くらいか。そういうところ真似したわけでは無い。

父親は挨拶の時結構饒舌だったが、「なつぞら」のオンジの話を入れたどこかで聞いたような挨拶を作ってきていた。もしかしたらネットからの情報を加えて作っていたのかもしれない。

こうしてみると、ほんとに挨拶の苦手な家系なのかもしれない。思えばわたしの祖父、つまり父親の父親も無口な人だった。いや、しゃべることはしゃべるのだが、口数が少なかったように思う。そういう環境で育ったから、余計に挨拶も苦手に…という「他人のせい」にしたいくらいだ。

これからいろいろなところで呼ばれたり何だりで挨拶する機会が増えていくのは間違いない。早いうちにどうにかして挨拶ベタを治していこうと思った次第。

治るものなのかはわからないけど。

挨拶ファイルはそのままにしてあるけど、そのうち削除しようかと思う。もう見ることもないだろうし。苦い思い出のひとつ、かもしれない。

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