統計を使ったミニゲーム「標本調査でブラフ」

統計の教材を作る中で、入れ込めないけど面白そうなゲームを思いついてしまったので、勿体無いのでここに書いておこうと思います。

ゲームの基本ルールはブラフやコヨーテと似ています。

ゲームの目的

<設定>
舞台は、工場。過去に不良品が多く、クレームがきたことがあったため、今回標本調査をして不良品の割合を推定したい。

<目的>
標本調査をして、より的確に母集団の特徴を推測し、最優良検品者になることを目指す。(世界観は要検討)

ゲーム準備

①まず、今回の母集団を、全体データから選び出します。これらのデータ群を今回の母集団として扱います。
②それぞれのプレイヤーは、自分の標本を人数に応じてピックアップし、自分だけが確認します。

準備は以上。

ゲームの進め方

①プレイの順番を決めます
②最初のプレイヤーから順番に、以下の手順を行う。
<手順>
・母集団に不良品が何個入っているかを、自分のサンプルから推定する。
・その推定した個数に合わせて、何個開けるべきかを宣言する。
③宣言し終わると、次のプレイヤーは、その宣言が実際の個数を上回っているかを見極め、難しいと感じた場合は、「有意ではない」という。
④ブラフの指摘があっていれば、嘘ついた人のサンプル数が1下がる。ブラフが間違っている場合、指摘したプレイヤーのサンプルが1減る。
⑤資本が尽きたプレイヤーが抜けていく。

※仮に、もう、その標本数が一番的確だと思い、ブラフを言えない場合、好きな枚数を公開して、自分だけ標本を1プラスすることができる。その上で再度宣言を行う。

面白いポイント

→互いに見えている標本が違う。全体の標本の数を宣言していく。それ以上に高くなったと思ったら、ブラフ!という。
→別案:親は全体の分布を知っている。それ以外は、自分の部分だけが見えている分布で当てる。

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ブラフという超絶面白い確率ゲームがある。それを転用した統計ゲーム。これ、どこかで教材に入れたかったかなぁ。泣

やってみたい!とか、やってみた!とかあったら、声かけてください。


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