「〜のせい」と「〜のおかげ」は同じ意味

プロ奢られヤーという方のツイッターの相互ラジオ配信で、「お前の苦悩を語れ 第28回」という回が行われていた。(下のこれ)

そこで、現在俳優を目指してる人が抱える苦悩の話があった。ざっくりまとめると、

「死んだと思っていた父親が、生きていることが13年越しに判明。どうやら経営に失敗し、家族を庇う形で家族の元を去ったらしい。まじか、ってなったけど、経営者で面白そうだったので会うように。そしたら、自分がコロナにかかった。ヘビースモーカーだった親父は、(自分の?)コロナに感染したっぽく、その後すぐ死んでしまった。」
親父の住んでたところが高くて、家賃払えなくなり、お金が尽きた。遺品整理とか誰も手伝ってくれない。家族に言ったら、なら帰ってこい、という。
なんなんだよ、親父、人生めちゃくちゃにしやがって。
そんなことしてたら、駅のホームで、「今飛び込めば、死んで楽になれるのか…」と思った。こうして、人は自殺するのか、、って思った。
本当、、、「親父のせい」で人生狂わされっぱなし、曲げられっぱなしだ。

という語りの内容で、主旨は、、親父のせいで、自分の人生は曲げられた。狂わされた。という話だった。

そこで、プロ奢が言ったのは、

「その親父さんのストーリーで役者として活躍できたら面白いね。そこが反転するのが楽しみだね。まぁ、〜のせい、と〜のおかげは、どっちも英語だと同じ意味だからなぁ〜。」と。

なるほど、ビビびっときた。

「〜のせい」と「〜のおかげ」は同じ意味

確かに、これは英語に直すと、「Because of ~」で、意味は、原因とか理由を表す熟語。

訳す時は、例えば「(天気の)おかげで。」の時もあれば、「(天気の)せいで。」という時もあって、その訳し方は文脈依存

つまり、もともと起きた事象自体にはいい悪いはなくて、「〜のせい」も「〜のおかげ」も、ただの事象をどう解釈するか次第なんだよなぁ、と。

その事象を、自分がネガティブと捉えているか、ポジティブと捉えているかの差で表現が変わる。

「〜せい」なのか?

この解釈は本人が感じているものが全てだから、あくまで、外から聞いてての感想なんだけど、、、お父さんの話があったからこそ、今日みんなの前で話せたり。プロ奢られヤーさんが10分くらい使ってくれたり、と結構この「おかげで」という側面も多分に含んでいるのかもしれない。しかも、この人の魅力は、「こういう過去を抱えたバックグランドも含めての」魅力となる。

聞いてた人のツイートもそうだけど、少なくとも聞いてた人にとっては、どのドラマよりも熱い物語で。しかも、そのドラマの主人公をやっていることが羨ましくも思えた。

まとめ

なんか、「〜せい」って自分もよく使っちゃったりするけど、何事も自分がどう意味付けしてるかだけで、その事象は、色がついてないんだよなぁ、と。

あと、この事象の「おかげ」的側面も同時に考えてみるだけで、毎日のストレスは少し減りそう。

ちなみに、「過去は変えられない」っていうけど、むしろその事象の解釈と塗ってある色は変えられるから、「過去は変えられる」みたいな話かもしれない。

とても素敵な話をしてくれた俳優のたまごさんと、プロ奢さん、貴重な気づきをありがとうございました〜!


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