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2022秋の旅⑤ 憧れの「太平洋フェリー いしかり」に乗る(2日目)、の巻

2022秋の旅④はこちら
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※情報は2022年10月時点のものです。
※乗船から9か月経ってから書いているので記憶が曖昧です。

2022年10月某日 乗船2日目

太平洋フェリー「いしかり」、名古屋→苫小牧 乗船2日目です。
2日目といっても乗船時間は40時間なので、旅はまだ始まったばかり。

日の出を見に行く

時刻は朝5:00。
昨日あんなに疲れたのにバキッとお目覚め。
でもなんとなくベットでゴロゴロして何もしなくていい幸せを嚙み締めます。
でも相変わらずどんぶらこ~と揺れてる。

5:30。日の出を見にデッキへ。
遠い昔、東京ー釧路航路の近海郵船のフェリーから見た太陽の力強さが忘れられず、フェリーに乗るたびに早起きしたけど悪天候で未だ見ることができず。

さて、今回は。

5:45。雲、多め。
それでも「燃えてます!」という色。

力強くじわ~っと昇ってきます。
この色が好き。

そして風が強い。
細かい波しぶきが飛んできて、このままではカメラが壊れそうなので早々に退散。明日もあるしね。
帰り際に船内を探検します。

早朝船内探検

人がいないので写真を撮るなら今しかない!

軽食スタンド「ヨットクラブ」 朝8時開店です
共有スペース
奥のカウンター席は目の前が海
エントランス
エントランスを上から
ラウンジ「ミコノス」

太平洋フェリーはラウンジショーも有名ですが、このご時世なので中止でした。
かわりに映画が上映されていました。
この映画は個室のテレビでも見られます。
船長トークも中止でした。すごく楽しみだったのに。

残念
給湯室 電子レンジもあります

携帯電話の電波ですが、岸の近くでは左舷側(岸側)だけ通じる時があります。
期待はできないので、どうしても使いたい人は事前に船内Wi-Fiを申し込んでおきましょう。
インサイドの部屋ではいっさい入りません。

潮風を浴びてちょっと疲れたので寝ます。

10:00ちょっと前に目が覚め、またベッドの上でゴロゴロ。
テレビの画面で船の位置を確認したり、ニュースを見たり。

朝風呂

10:45。さぁて、ひとっ風呂浴びるぞ!
気づけば揺れも収まってる。

お風呂場に入ると、やったぁ!貸し切り!!!
そしてすっかり晴れて、大きな窓は一面真っ青!明るい浴室!

お風呂の写真は撮れないので、こんな色が広がっているとご想像ください

窓に一番近い洗い場を陣取り、真横に青い海、鏡に映る青い海を見ながら体をゴシゴシ。
昨日のような揺れがないので、の~んびりお湯に浸かることができました。
なんというシアワセよ。

いったんお部屋に戻り、風呂上がりのゴロゴロ。

ランチ

お昼ごはんはバイキング。
昨晩の夕食のレストラン「サントリーニ」でいただきます。

12時スタートで、準備が整うとアナウンスが入ります。
開始直後は混むのでちょっと海を眺めてから。

あれは・・・

あっという間に12:50。
遅く入ると食べ物がなくなってしまうという噂があったので、
軽く焦りつつ向かいます。
でも十分にありました。

1,100円はお得
このために朝食抜き
「お食事中」の札を席に置いておけば心おきなく取りに行けます

塩ラーメンがしみじみ美味しい。
13:30までなのですが、13:15には一人取り残され焦りました。

おかげで写真は撮れました
下げ膳もセルフです


ちょっと休憩

お腹がパンパンになったのでリラクゼーションコーナーへ。
ここではオットマン付きのソファーで、ぐで~っと海を眺めることができます。

場所確保の競争率高め
視界


「きそ」とのすれ違い

14:30。お部屋に戻ってちょっとゴロゴロしていると、またアナウンスが。
今度は姉妹船の「きそ」とすれ違いだそうです。

デッキに出て待っていると、「いしかり」とそっくりな船がやって来ました。
すれ違う時に汽笛を交わします。
どちらの船が先に汽笛を鳴らすかですが、船長が先輩後輩の順で決まると聞きました。(違ってたらごめんなさい)
今回はこちらの「いしかり」が先でした。

キターーーーーー!!!
あちらからも手を振ってくれています

帰りがけに案内所に寄って用事を済ませます。


お部屋にて

一大イベントを終え、お部屋に戻ってお茶の時間。
机の上にはコップとほうじ茶と緑茶が用意されています。
コップは2個あります。

ツインルームの3日分なのでたくさん

とはいえ、極端にカフェインに弱い体質なので持参したカフェインレスコーヒーを飲みます。
もちろん電気ポットも備わっています。

猫舌なので、ぬるくなるまでこまごまとしたものを写真撮影。

お部屋のカードキーと部屋番号が書かれた紙製ホルダー
このご時世なのでマスクケース
数年後には貴重なものになるでしょう

コーヒーを飲みながら朝からの出来事をメモ。
これのおかげでこのnoteが書けています。

日付の入った記念スタンプがあったので、押した紙の裏側にメモを書きました。
左と右は同じ絵柄に見えますが、ちょっとだけ違います。
左は名古屋⇒仙台、右は仙台⇒苫小牧、と書かれています。

赤のインクが薄いのが惜しい

この間耳に入るのは、空調と軋む音だけでした。


一時下船準備

この船は苫小牧の前に仙台港に寄港します。
なんと、希望者は一時下船ができるのです!
なんでもやりたがりなので、当然下船します。

事前に申し込みが必要となります。
お昼ごはんの後に案内所に寄ったのはこのため。
「乗り遅れても文句は言いません」的な文面の申込用紙に氏名などを記入して提出します。
停泊中はいつでも下船乗船ができるというわけではなく、時間が決められているので注意が必要です。

時間厳守

仙台港から歩いて20分ほどのイオンにお買い物に行くので、
乗り遅れてもなんとかなるように貴重品やチケット類を持っていく準備をします。
服装は船内で来ていた長袖Tシャツとゆったりパンツ。
イオンだからいいでしょう。


仙台港に着岸

着岸から下船まで少し時間があるはずなので、デッキに着岸作業を見に行きました。
すると貨物列車が見えるではありませんか!!!
仙台臨港鉄道の線路で、貨物の仙台港駅へと続きます。
岳南電車のナイトステイホームで見ることができるカンガルーライナーがここまで来るかと思うと胸が熱くなります。

タキ

鉄オタしてる場合ではない!
どうしても見たかったものがあるのです。

手前の人に注目

それは「索発射銃」といって、船を岸壁に係留するロープ(索)を投てきするもの。
間一髪で発射の瞬間を見ることができました。

ロープの先っぽが岸壁に届いたら、地上の係員が拾ってトレーラーヘッドの前部にくっつけます。
そして係船柱の場所まで引っ張り、係員が係船柱に引っ掛けます。
トレーラーヘッドがチョロQのようにちょこまか動くので楽しいのですよ。

拾った
係船柱に引っ掛けたらトレーラーヘッドは退散

こうして船が無事係留されたら下船です。


仙台港で下船

16:30~16:50の間に下船し、再乗船は18:15~19:10と決められています。
2時間半ほどお出かけできます。

案内に従って下船します。

仙台港のボーディングブリッジより

ボーディングブリッジを歩いていると、途中から何十人もの「おそうじ隊」のみなさんが乗り込みます。
すごい雇用の創出。

みなさん感じよくて挨拶をしてくれます♪

同時に次々とトラックも下船します。

パカッの瞬間見たかった

船からターミナルまではそこそこ歩きます。

荷物が多い人は大変かも

ターミナルの写真はのちほど。


久々の地面の上

目的地のイオン多賀城店に向かって20分ほど歩きます。
こちら方面に歩いているのは私ともう一人だけ。
別方向に三井アウトレットパークがあるので
そちらに行く人もいると思います。

ずっと殺風景な道

15分ほど歩くと見えてきますが、線路があるのでまっすぐは行けません。
もうしばらく歩きます。

懐かしさを感じる

途中、仙台臨港鉄道の下をくぐります。
橋脚には…

殺風景だったのはこれも原因の一つでしょう


イオン多賀城店

いそいそと買い出しです。
もともと旅先でスーパーを覗くのが大好きなのでわくわくです。

お買い物!

目的は飲料とご当地おツマミの購入。
レジの近くにはご当地お菓子がたくさん売っていましたが、
食べきれる量ではないので断念。
お刺身系も見ましたがこれだというものがなかったので、
事前に調べておいた笹かまで有名な鐘崎に向かいます。

鐘崎は専門店として入っているので種類が豊富。
笹かまはバラ売りしているのでツマミに最適です。

私は買わなかったのですが、鐘崎には調理済みの牛タンも売っているので
船内のレンジでチンして食べることもできます。

仙台と言えば牛タン、という人は是非!
(この情報はどこを探しても載っていないのでスクープです)


仙台港フェリーターミナルへ

お買い物を終えて外に出たら日が暮れていました。
先ほどの道を戻るのですが、明かりもあまりなくて心細い。
船が見えたときの嬉しさといったら!
18:00着。

赤いのは信号機
フェリーターミナル外観

フェリーターミナル内には売店もあり、仙台のお土産が買えます。

18:15から乗船が始まるので、それまでスマホのチェック。
次はいつ電波が繋がるかわからないですからね。

待合室には迷彩服の自衛隊員が10名ほどいらっしゃいました。
演習でしょうか。
商船三井フェリーではよく見かけますが、太平洋フェリーも使うのですね。

ここからまた長い距離を歩きます


乗船からお風呂

18:15乗船開始。
出航前にお風呂に入ってしまおうと思い、急いでお風呂場に行ったら作戦ミス。
先客が10人ほどいらっしゃいました。

そういえばバイクで来た人は早く汗を流したいから乗船してすぐにお風呂に入りにくるのですよね。
まぁ、今朝が貸切だったから残念だっただけで、お風呂場は広いので混んでるわけではありません。


仙台港を出港

お風呂を出て身支度をして、出港の作業を見に行きます。
もたもたしていたらすでに離岸していました。

この音と振動が好き

この船は仙台港の入り口にお尻を向けているので、タグボートに引っ張ってもらって180度向きを変えます。

タグボート
こんなに小さいのに力持ち

向きが変わると繋がっていたロープが離されます。
その後もしばらく並走していましたが、こちらのスピードが上がったらしく
どんどん引き離されていきます。
そのうち姿が見えなくなりました。

ありがとう。お疲れさまでした。

仙台港は工業港なので、名古屋港ほどではありませんが工場夜景が楽しめます。
ちょっとしたナイトクルーズです。

今日も雲が多くて星空は見えませんでした。
そもそも乗客が立ち入れる場所は照明があって、真っ暗闇にはならないので
満点の星空は期待できなさそうです。

ここが一番暗い場所


お楽しみタイム

20:00。お楽しみタイムのはじまりはじまり~。
いったん部屋に戻り、買ってきた品々を取ってきます。

いそいそ歩く、一等客室の廊下

写真のとおり、この船の廊下は幅があります。
前に乗った船は狭かったのですが、その時はとても揺れたので
両手を広げて壁を伝い歩きするにはちょうど良かったのです。
こちらは手すりにしがみついて歩くのですね。

で、共用スペースに戻ってきました。
混んでいて、空いていたのはちょっと臭う喫煙室の前と、この一番奥だけでした。

隣の席と距離があるので落ち着きます

じゃーん!

おつまみ

さきほどイオンで買った鐘崎の笹かま+α。
ノンアルコールビールを飲みつついただきます。

まだ仙台港を出て間もないせいか、ここでは電波が入ったので
ツイッター三昧。

ここでちょっと衝撃の事実が。
スマホの歩数計を見たら、今日1日で約1万歩でした。
うち、一時下船で5000歩。
ということは、お船の中で5000歩!?
部屋からお風呂やレストランはたしかに遠いし、何度も行き来した。
早朝から外のデッキも歩き回った。
でも5000歩!
いかに大きな船なのかがわかりました。

一時間ほどグダグダして、21時ごろに部屋に戻りました。

ノンアルコールビールでも酔えるという特殊な体質なので
その後の記憶はありません。Zzzz…

3日目に続く(かな?)

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突然ですが、私の好きな鉄道会社「岳南電車」のご紹介。
静岡県の富士市を走るローカル線。
かわいらしい電車が走っています。
東海道線の吉原駅(三島と静岡の間)で接続しています。
有名観光地に飽き飽きした人にはお勧めです。

詳しくはこちら
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