今回読んだ本▼

アマゾンベストセラーを獲得しているため興味を持ちました。
SF要素がありつつ、読者に対するメッセージ性のある本です。

主人公の意識がタクシーの運転手との関わりの中で少しずつ変化し、主人公が抱えている悩みを一つ一つ紐解いていきながら解決していくストーリーでした。

主人公を被写体として、僕ら読者にも語りかけてくることが感じられ、この作品に出会えてよかったと心から思います。
当たり前のことだけどできていない、本心で上機嫌に、常にプラス思考でいるという考え方は自分にも言えることだなと思いました。

目の前の出来事は自分の捉え方次第で、プラスにもマイナスにもなる。なので、わざわざマイナスに捉える意味って、自分が気分を落ち込ませたいと思ってしまっていることだと思います。「嫌われる勇気」という本にも書いてあったことですが、感情は自分がしたい目的に沿って現れるということがまさにこのことだと思いました。

最後の伏線回収が面白くて、奥さん目線のストーリーも見てみたいと思いました。