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現役介護士しか知らない、認知症のすべらない話を厳選3つお伝えします。

本日は、
 

~現役介護士にしかわからない味わい?!~

認知症のお年寄りがくれた、

すべらない話 超厳選版3つ!!

をお届けします。 笑

っていうのはですね、

僕は認知症専門のグループホームで、

介護士をしているのですが、

認知症のお年寄りって、本当~~~~~に、

会話が最高におもろい。

んです。笑

もちろん、

認知症なので、

・支離滅裂なことを言う

・思ってもないことを言う

・状況と全然関係ないことを言う

なんて日常茶飯事すぎてもはや空気みたいなもんですが、

でもそういうのって、端から見ると、

・しんどそう
・めんどくさそう
・イライラしそう
・認知症って大変そう

っていうイメージを持たれがちです。

もちろん、

介護士も人間ですし、

メンタルムキムキではないですし、

キリストやマリア様でもブッダでもないので、

感情の起伏はあります。

でも、認知症の方々とのかかわりって、

みなさんが本当に 

純粋に楽しんで話してらっしゃるので
めちゃくちゃあったかい笑いも起こりやすいんです。

しんどい、つらい、きたない、

ネガティブなイメージばかりもたれがちですが、

介護士も楽しんでやってます。

笑いがなけりゃ毎日他人の下の世話なんかできません。

ほんの少しかもしれませんが、
ちょっとでも

ボケてもみんな笑って楽しく生きてるよ

ってことが伝わればな、なんて思います。
w

というわけで!


認知症のお年寄りが話してくれた、
(ちょっと)笑えるすべらない話を3つご紹介します!

すべハナ①傘地蔵のおばあちゃん

※実話です。

僕が夜勤をしていた時の話です。

夜勤の業務内容に、

"安否確認"  というのがあって、

それは、

各入居者様たちのお部屋に入って一時間おきに
生存確認をする業務です。
(要は寝ている間に死んでしまってないか確認です。)

ちなみに、僕は、黒人のハーフで、坊主頭です。

真っ暗な中、ドアを開けては確認し、

よしみんな生きてるな と思い

次のあるおばあちゃんの部屋に入ると、

その部屋のおばあちゃんが、

僕が入室するやいなや、

がばっ!!!!!

っと起き上がって

ひやぁっ!!!!

っと叫んだんです。

お年寄りを驚かせるのは命に関わるので、

あーごめんなさい!びっくりさせましたね!😭

と伝えたんです。

すると、

おばあちゃんが、

かさ地蔵入ってきたんかおもた!!!!

って言うてた。

って話です。笑

暗闇で、

坊主あたまの僕が、

そーっと、

入ってきたのを、


傘地蔵やと思って、


おどろいて
飛び起きたらしいです。

いやいやいやいや、、

傘、地、蔵、
な、
わ、け、な、い、や、ん!!!!wwwww
だれがカランからん♪いうて入っていくねん!!!ww
ちゃんと離設防止でオートロックがちがちやのにどっから入っていくねんお地蔵さん!!!

って、突っ込んでしまいました。


次は短いです!笑

すべハナ②おばあちゃんの海外旅行

これは。笑

ほんまに笑いました。笑
(あ、やっぱりハードル下げときます。まあまあおもしろいです。まあまあ。)

ある、おばあちゃんと、お話していたんです。

で、海外旅行に行ったことがあるか?

という話になったんです。

海外行かれたことあるんですか~?

と訪ねると、

あるよ。

と仰りました。

へぇー!あるんですね!
どこ行ったんですか?

と伺うと、

オーストラリア

行こうと思った。

けど、

オーストラリア

遠かったから、
 

 梅田にした。

梅田?、、、、。笑
(梅田とは、簡単にいうと大阪駅の別名です。)

・遠かったから、梅田?

・まず海外ではない

・旅行でもない

・もはやお買い物レベル

・オーストラリアからの諦めて韓国とかじゃなくて?

・オーストラリアからの諦めて国内旅行とかじゃなくて?

・オーストラリアからの諦めて梅田?

諦めの触れ幅よ。

そして、
そのオーストラリア諦めて梅田にしたおばあちゃんも

自分で言うてそのあと自分で爆笑する

という

カオスすべハナでした。

そして、ラスト!

③おじいちゃんの死因

すみません、この話は、
不謹慎でしたら先に謝っておきます。

決して死を軽く扱ったりおもしろがっているわけではありませんことを表記しておきます。

ただ、

すみません、

この話を聞いていたスタッフ一同爆笑してしまいました。

というのは、

あるおじいさんがいるのですが、

その方は、

個人データ的に、

"身寄りなし" の方なんです。
(ご存命のor確認のとれるご家族様がいない方)

加えて認知症で、

さらに、そんなに普段しゃべる方でもなく、

"腹へった"

"寝るわ"

"さむい"

くらいしか発されないのですが、

ある時急に、

あ!

思い出した!

と仰ったんです。

スタッフ一同、

あまり話されない方のくちから文章がでてくるのが嬉しくて、

なになに?!

と近寄りました。

すると、そのおじいさんが、

兄貴がおる!

俺には兄貴がおった!

って仰るんです。

あーそうなんだ!

身寄りなしのデータしかなかったから、

ご家族様のことはよくわからなかったけれど、


お兄さんがいらっしゃったんだ!


と僕たちも嬉しくて、
いろいろ質問したんです。

雪で遊んどった!

うまいめし食うた!

兄貴と釣りした!

などいろんな思い出を話してくださりました。

で、あるスタッフが、

ふと、

"え、でもお兄さん、そんなにお元気だったのになんで亡くなったんですか?"

と伺ったんです。

すると、

おじいさんは、

いままでずっと、

満面の笑顔で、

にこにこしながら、

嬉しそうに話していたそのおじいさんが、

急に真顔に戻ったんです。

真剣な、語り口で、

重たい口を開きました。

"たたり"

聞き間違いかな?と思い、もう一度
"え?、、お兄さんなんで亡くなったんですか?"

"たたり。"

たたり?

あの?

たたり?

・え、お兄さんの死因"たたり"?
・お兄さん何したん?
・え、それしかもいまだに信じてるんや。たたりって。
・疑い無いんや。たたりで死んだということに。
・え、お兄さんなんか悪さしたん?
・え、てか死因たたりて。
・医者が"死因はたたりです。"て言うたん?
・なんのたたり?

もう突っ込みどころしかなくて、
本当にすみません。

笑わせて頂きました。

そのあと、
そのおじいさんは、
みんなが楽しそうに笑っているのを見て
嬉しそうに笑ってました。w

以上!!!

現役介護士にしかわからない、

厳選(←まだまだあります。)すべらない話3つ!

でした。

介護現場は、

僕たちのメンタルの持ちようによっていくらでも

きつい、

きたない、

しんどい

仕事になりますが、

お年寄りのおかげで、

笑いとありがとう、で溢れた仕事になります。

また、

認知症のお年寄りの、

楽しいお話をお伝えできたらと思います!

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最後までお読み頂き、

ありがとうございました!




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