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アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチスドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)(世界遺産検定2級・3級・4級)

本日はポーランドの世界遺産、アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチスドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)のポイントをお伝えします。

アウシュヴィッツ、ビルケナウの収容所は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺の舞台となった場所であり、罪のない大勢のユダヤ人が殺害されました。年配の方、幼い子供、力のない女性などは、問答無用でガス室に送られ生涯を終えました。ナチス・ドイツ政権は、首相のアドルフ・ヒトラーを筆頭に極端な人種主義政策に固執し、人類史上最悪の犠牲者を生み出しています。

ユネスコでは的確に名義されてはいませんが、このような世界遺産のことを日本では負の遺産といいます。負の遺産とは、戦争、奴隷貿易の歴史を持つ建造物など、同じ悲劇を起こさないための戒めとされる世界遺産であり、日本では、広島の原爆ドームが負の遺産の代表となっています。

写真の門は、ユダヤ人強制労働者が政府の命令で建設させられたもので、「働けば自由になる(Arbeit Macht Frei)」と書いてあります。実際には、死ぬまで過酷な労働を強いられ、食事も満足に与えられず、とても文言のような状況ではありませんでした。労働者たちのせめてもの反抗として、一部のアルファベットを逆向きに設置したことがあるといわれています。

人種差別の象徴であり悲しい世界遺産ではありますが、興味がある方は実際に訪れてみると、当時の状況について深く理解ができることでしょう。

本日もお疲れ様でした。

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