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無人兵器の脅威【人はどこまで自我を保っていけるのだろうか】

最近無人兵器のニュースが散見されますのでまとめました。

早速見ていきましょう。

▷ CIA、直前に「子ども含む民間人」の存在警告 カブールの車両空爆

(CNN) 米軍が2021/8/29アフガニスタンの首都カブールで「差し迫った脅威」とされる乗用車を無人機で空爆した攻撃について、米中央情報局(CIA)が直前に、この車には複数の子どもを含む民間人が乗っているとの警告を発していたことが分かった。
事情に詳しい関係者3人が語ったところによると、警告は攻撃の数秒前に出ていた。米中央軍のマッケンジー司令官は17日、攻撃では実際に子ども7人を含む民間人10人が死亡したとの調査結果を発表した。
CIAはこの件に関するコメントを避けた。CNNは米中央軍の報道官にもコメントを求めたが、返答は得られていない。

無人機攻撃は、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の分派組織「ISIS―K」の関係者による「米軍部隊への差し迫った脅威」を理由に実行された。これまでの調査で、標的となったゼマリ・アハマディ氏は米支援団体に長年勤める職員だったことが判明している。
米情報当局は当日8時間にわたり、アハマディ氏の動きを追跡していた。同氏がこの日、ISISの潜伏先とされた家の人々と短時間接触したというあいまいな手掛かりに基づき、軍司令官らが誤った解釈を重ねたとみられる。同氏が車に積み込んだ自宅用の水のタンクを爆発物と誤解し、攻撃後に車が「二次爆発」を起こしたと主張した。
実際には車の後方にあったプロパンガスのタンクが爆発した可能性が高い。
オースティン国防長官は声明で、アフマディ氏とその行動がISIS―Kとも、米軍への脅威ともまったく無関係だったことを認めていた。

▷ イラン核科学者暗殺 遠隔操作のロボット兵器使用 米紙報道

米紙ニューヨーク・タイムズは2021/9/18、昨年11月にイラン人核科学者ファクリザデ氏が暗殺された事件で、人工知能(AI)を活用した遠隔操作の高性能ロボット兵器が使われたと報じた。イスラエルが米国の支持を得て銃撃を実行したという。米国やイスラエル、イランの当局者らの話としている。

「イラン核開発の父」と呼ばれたファクリザデ氏は昨年11月27日、首都テヘラン東方を護衛付きの車列で移動中、銃撃を受け殺害された。同紙によるとイスラエルの対外特務機関モサドが、車列を待ち伏せたピックアップトラックに積まれた機関銃を遠隔操作した。(共同)

【テヘラン共同】イランの核科学者モフセン・ファクリザデ氏の暗殺事件から2020/12/4。イスラエルの関与を疑う政府は複数犯による待ち伏せ攻撃と発表したが、国防政策を統括する組織の高官は遠隔操作兵器を使った無人作戦との見方を示唆。技術的には可能とみられるが、事件の特異性を強調して阻止に失敗した当局の責任逃れを図ったとの見方もある。

「敵は全く新しい特別なやり方で目的を遂げた。電子機器が使われた。現場には誰もいなかった」。国防政策を統括する最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長は2020年11月30日、暗殺事件をこう説明した。

▷ 無人暗殺機ドローンの誕生 [著]リチャード・ウィッテル

革命的に新しい発明・技術は、初めは無視され、時には邪魔されるものだが、有用性がひとたび認知されれば歴史を変える。
イスラエル出身の天才技術者の発想になる無人機「プレデター」も例外ではない。当初、軍は重視しなかったがボスニア紛争を皮切りにCIAと協力し、アフガンではテロ組織を空から偵察。やがてミサイル搭載可能に改良して「地球の裏側から」操縦・砲撃する。多くの才能が結集し、新しい技術が戦争の形、軍事の構造を根本から変える。これは成功物語なのだが、読んで、すがすがしい感動は持てない。モニターの向こうで実際に人間が死ぬ。それって戦争なのか。やりきれないが、読ませるノンフィクション。


▷まとめ

AIが人を。そんなターミネーターのような時代が現実になってしまいましたね。

画面越しに人がいると認識を持ち続ける事が果たしてできるのか。

恐ろしい世の中になってきました。
ボタンひとつで世界が変わってしまう。
むしろAIが判断して世界が変わる。
そんな日は近いのかもしれません。

信じるか信じないかはあなた次第です。



▷参考

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