東大理Ⅲを蹴って京大へ? 天才たちは、なぜ「西」を目指すのか|『京大合格高校盛衰史』
京都伝統校の凋落①(1991~1993年)【1991年】
1990年代前半は大学受験もバブル期を迎えた。大学、短大志望者は119万9000人、入学者は77万1000人、どの大学にも合格できなかった受験生は42万8000人となる(旺文社調べ)。団塊ジュニアが大学を受験。バブル経済絶頂期で、1人で何校も受験という状況が生まれている。優秀な受験生は競争の激化を見越してさまざまな大学を受ける。それによって難易度が低かった大学も高くなって、入りにくくなる現象がおこった。週刊誌はこう伝