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世界遺産|スティーブンス・クリント

スティーブンス・クリントは、地層に関する化石群のことで2014年に世界遺産に登録されました。世界遺産の中でも、地球史の観点からとても価値のある地層として認識されています。

白亜紀の末期から初期第三記に相当するものであると考えられており、時代的には1億年以上も前のものです。

保存状態が非常に良くて、同年代の地層の環境がどういったものであったのかを研究するのにも役立っています。

例えば、今から約6500万年前に地球には巨大隕石が衝突されたと考えられていますが、その影響で生態系はおろか地球気候や地質は大きく変化しました。

スティーブンス・クリントは、同時代の状況を知るための重要な手掛かりと判断されています。

巨大隕石の衝突でどういった地質が形成されていき、生き物が巻き込まれたのかも予測できます。

実際に、前後の地層を研究することによって生態系の変化の状態を観察できるようになっていますので、自然遺産として非常に重要なものです。

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