世界旅行

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海外含め3社経営の筆者。旅が仕事になっています。世界三大〇〇やベスト観光地等旅行や世界史・地理に役立つ情報、旅のテクニックなどを投稿していきます。観光地などはベタな情報が多くなりますが、定番の観光地を中心にその国を楽しむための文化や言語など写真・イラストとコラムでお届けします。

最近の記事

世界遺産|シュパイヤー大聖堂

1981年にシュパイヤー大聖堂はユネスコの世界遺産登録が行われましたが、シュパイヤー大聖堂はドイツのシュパイアーに聳え立つ赤色の砂岩でできた巨大なバシリカ式聖堂の名称です。 聖マリア・聖ステパノ大聖堂が正式名称になるのですが、シュパイアーの皇帝大聖堂と呼ばれることもあるといいます。 ブルグント王国内で現在のフランス・ブルゴーニュ地方に存在していたクリュニー修道院と同じくシュパイヤー大聖堂はロマネスク様式最大級の聖堂、このような特徴からも世界遺産登録が行われたといった経緯が

    • 世界遺産|アーヘン大聖堂

      世界遺産のアーヘン大聖堂は、ドイツのノルトライン・ウェストファーレン州に位置する大聖堂で1978年に登録されたものです。 皇帝の大聖堂とも呼ばれるこのアーヘン大聖堂は、北部ヨーロッパにおいては最古といわれ、786年にカール大帝によって宮殿教会の建設が始められたのが始まりです。 814年にカール大帝が亡くなると大聖堂に埋葬され、カールのシュラインに安置されています。 1千年以上の歴史がある世界遺産アーヘン大聖堂は時間を掛けて、現在の姿に装いが整えられました。 古典主義や

      • 世界遺産|グリーンランドのグヤダー:氷冠縁辺部における古代スカンジナビア人とイヌイットの農業景観

        世界遺産に登録されているグリーンランドのグヤダーは、古代のスカンジナビアの人々が暮らしていた東入植地の遺跡です。 2017年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この農牧業地域はノース人の入植者と、18世紀末頃にこの地域で発達したイヌイットの歴史と文化を伝えるものとして評価されたのが登録理由です。 グリーンランドのグヤダーの世界遺産の1つには、カッシアグスクと呼ばれる農場の遺跡があります。 かつてこの地に初めて入植したヨーロッパ人の首領が建設したものです。5つある構

        • 世界遺産|シェラン島北部のパル・フォルス狩猟景観

          デンマークの首都コペンハーゲンの北部にあるシェラン島北部の景観は、2015年にドイツに開催された世界遺産委員会で新規登録が認められたユネスコの世界文化遺産です。 この場所では、中世から16世紀にかけてデンマーク王室によって馬に騎乗して猟犬を伴う狩猟方法である「パル・フォルス式」の狩猟が行われていました。 パル・フォルス式狩猟の景観は、「ストーレ・ディレハーヴパル・ェ」と「グリブショウ」と呼ばれる森と森をつなぐ道の跡や壁で囲まれたイェーヤスボー樹林の狩猟公園から構成されてい

        世界遺産|シュパイヤー大聖堂

          世界遺産|モラヴィア教会の入植地 クリスチャンフェルド

          現在世界遺産のひとつとして名をはせているモラヴィア教会の入植地で知られるクリスチャンフェルドは、多くの観光客に見学されています。 クリスチャンフェルドは、2015年にドイツのボンで開催された世界遺産委員会によって新規登録が認められたデンマークの遺産です。 クリスチャンフェルドは1773年に建設された街のことで、歴史あるルター教会のひとつのモラヴィア教会の入植地としての歴史があり、教会関連での非常に重要な遺産と認められました。 この街はプロテスタントの理想都市を象徴するも

          世界遺産|モラヴィア教会の入植地 クリスチャンフェルド

          世界遺産|スティーブンス・クリント

          スティーブンス・クリントは、地層に関する化石群のことで2014年に世界遺産に登録されました。世界遺産の中でも、地球史の観点からとても価値のある地層として認識されています。 白亜紀の末期から初期第三記に相当するものであると考えられており、時代的には1億年以上も前のものです。 保存状態が非常に良くて、同年代の地層の環境がどういったものであったのかを研究するのにも役立っています。 例えば、今から約6500万年前に地球には巨大隕石が衝突されたと考えられていますが、その影響で生態

          世界遺産|スティーブンス・クリント

          世界遺産|ワッデン海

          ワッデン海は、オランダ・ドイツ・デンマークの3つの国にまたがっている世界最大の湿地帯です。] 500㎞にもわたって続いており、約1万平方㎞もの面積があります。その大部分は激しい潮流によって形成されたもので、多種多様な生物が育まれています。 アザラシ等の哺乳類も生息していますし、イルカなども泳いでいます。また、渡り鳥が訪れる場所でもあります。 オランダではワッデン海への日帰りツアーなども開催されており、観光客もヨーロッパ内外から訪れます。 地元の人々に親しまれている泥歩

          世界遺産|ワッデン海

          世界遺産|イルリサット・アイスフィヨルド

          イルリサット・アイスフィヨルドは、2004年に登録された世界遺産(自然遺産)です。 イルリサットはグリーンランド西岸中部に位置する町ですが、グリーンランドはデンマーク王国の一部なのでイルリサット・アイスフィヨルドはデンマークの世界遺産として登録されています。 イルリサット氷河は1日に20kmから35kmもの速さで移動する氷河で、北半球で最も多くの氷塊が生み出されることで知られています。 年間に200億トンもの氷が生み出されており、海に流れ出た氷塊は砕けて氷山を形成します

          世界遺産|イルリサット・アイスフィヨルド

          世界遺産|クロンボー城

          世界遺産のクロンボー城は、デンマークの首都コペンハーゲンから、北約30kmに位置する古城です。 バルト海の幅7kmの海峡を挟んでスウェ-デンと対峙する場所にあり、北部の防御を固める要衝として同国の国王が築城整備に尽力してきた歴史があります。 クロンボー城の前進にあたる砦が築城されたのは1420年代にまでさかのぼりますが、当時は北欧統一に疲弊したカルマル同盟諸国の経済を再建するための通行税の徴収拠点の意味合いの位置づけでした。 1574年から75年にかけて時の国王フレゼリ

          世界遺産|クロンボー城

          世界遺産|ロスキレ大聖堂

          世界中にはたくさんの世界遺産がある中で、ロスキレ大聖堂は12世紀から13世紀と言う古い時代のものになります。 場所はデンマークで日本で言えばちょうど鎌倉時代の意思は平安時代の頃に建てられたお城の1つです。 西洋の建物らしく、いかにもキリスト教の影響を受けており当時の歴史を思わせる一面があるのは言うまでもありません。 この建物は、デンマーク協会の大聖堂で北ヨーロッパの中でもレンガを使ったゴシック様式の典型であると言われています。 つまり、当時の時代を思わせるような一般的

          世界遺産|ロスキレ大聖堂

          世界遺産|ブルノのツゲンドハット邸

          世界遺産のブルノのツゲンドハットは、1928年から1930年にかけてチェコのブルノに建てられた邸宅のことです。2001年12月にユネスコの世界文化遺産に登録されました。 ドイツの建築家、ミース=ファン=デル=ローエが建造したモダニズム建築の傑作と称されています。 モダニズム建築とは、近代建築とも呼ばれ、機能的、合理的な造形理念に基づいている建築様式のことです。 ブルノのツゲンドハット邸は、チェコの機能主義的建築の中でも最も美しいかつ最重要な建物とされています。 ブルノ

          世界遺産|ブルノのツゲンドハット邸

          世界遺産|オロモウツの聖三位一体柱

          オロモウツの聖三位一体柱は、2000年にユネスコの世界遺産に登録が行われたバロック様式のモニュメントです。 チェコのモラヴィア地方オロモウツにあり、モニュメントの高さは35mで最上部に作られているオブジェは銅素材に金メッキを施していて三体一帯の像になっている、下側には聖母の被昇天の像があり、周囲には聖人像やレリーフが飾りとして施されていて最下層部分には礼拝堂があります。 オロモウツは、三十年戦争が終結した後にスウェーデンによる占領状態が解除されて再建が行われたなどの歴史が

          世界遺産|オロモウツの聖三位一体柱

          世界遺産|レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観

          チェコのモラヴィア地方南部エリアのレドニツェからヴァルチツェにかけての都市を構成する、レドニツェ=ヴァルチツェ地区の文化的景観に対しての世界遺産としての呼び名がレドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観です。 ユネスコの世界遺産登録は、1996年に行われたものでレドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観とされる面積は283.09平方キロメートルにも及ぶものです。 ネオゴシック様式のレドニツェ城、バロック様式のヴァルチツェ城、この2つを主体とする風景式庭園の整備は17世紀ころから1

          世界遺産|レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観

          世界遺産|クトナー・ホラ:聖バルバラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市

          「クトナー・ホラ」はチェコの中心ボヘミア州にある都市です。このクトナー・ホラの聖バルバラ教会は1999年にユネスコ世界遺産に指定をされており、観光スポットとして年間を通して世界各地から大勢の観光客が訪れています。 クトナー・ホラは1200年代初頭に建設された都市で、現在でも当時の趣を残しているところです。聖バルバラ教会はクトナー・ホラの中心部に位置しており、街のシンボルとして機能をしています。 ゴシック様式の教会で高さ5mの尖塔を有して、その存在感を強めています。 世界

          世界遺産|クトナー・ホラ:聖バルバラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市

          世界遺産|バルデヨフ市街保護区

          バルデヨフ市街保護区は、世界遺産として大切に管理されています。スロバキア東部にあるこの地域は、非常に魅力ある場所です。そのことからも、毎年たくさんの人々が訪れるのです。 周辺地域にはとても歴史的な建造物が多くあることから、歴史をしっかりと感じられる場所でもあります。そんなバルデヨフ市街保護区なので、国民だけでなくさまざまな地域の人々に愛されているのが特徴です。 2000年に世界遺産登録されて以降、毎年大勢の人たちに親しまれているのがバルデヨフ市街保護区。とても素晴らしい見

          世界遺産|バルデヨフ市街保護区

          世界遺産|アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群

          アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群は、世界遺産に登録されている鍾乳洞になります。 アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群がある場所は、ハンガリーとスロバキアの中間地点と言われており、カルスト地形が形成されている場所です。 日本でもカルスト地形が形成されている場所にはいくつかの鍾乳洞がありますが、もともとそのような地形は鍾乳洞ができやすい場所として知られています。 もともとは、国立公園として指定されていましたが、これは1985年のことであり

          世界遺産|アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群