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世界遺産|シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群

ドイツ出身でロシアの天文学者が中心になって、1816年より1855年にかけて子午線弧長の三角測量を目的にして設置が行われた三角点群をシュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群といいます。

当時、シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群は、地球の大きさを正確に導き出すために欠かせない存在であり多大な功績を残したものとされており、当時設置された265か所の測量点の中で34か所は世界遺産登録が行われました。

世界遺産登録されたシュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群は、10の国に存在する珍しいものではあるけれども、設置が行われた時代はノルウェーとロシア帝国の2カ国のみなどの特徴もあるようです。

なお、登録地は、北極海に面した北端に位置するノルウェーのハンメルフェストから黒海近くの南端に位置するウクライナのスタラ・ネクラシウカまでの間で、その総距離は2,800kmもの長さになるのも特徴の一つといえるのではないでしょうか。

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