世界遺産|ブルノのツゲンドハット邸
世界遺産のブルノのツゲンドハットは、1928年から1930年にかけてチェコのブルノに建てられた邸宅のことです。2001年12月にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
ドイツの建築家、ミース=ファン=デル=ローエが建造したモダニズム建築の傑作と称されています。
モダニズム建築とは、近代建築とも呼ばれ、機能的、合理的な造形理念に基づいている建築様式のことです。
ブルノのツゲンドハット邸は、チェコの機能主義的建築の中でも最も美しいかつ最重要な建物とされています。
ブルノのツゲンドハット邸の本来の持ち主は、ユダヤ系であったことからナチス・ドイツの迫害を恐れてスイスへと移住しています。
その後はベネズエラへと移住し、戦後になっても一家が邸宅に戻って来ることはなかったそうです。
1992年にツゲンドハット邸では、チェコとスロバキアが分離独立を決めた際の調印式が行われたことでも知られている、歴史的にも重要な邸宅となっています。
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