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天狗岳・中山:2017/12/9~/10

先々週、乾徳山に日帰りで行って不完全燃焼というか、向こうに見えてる雪山に行きたい!ってなったので今シーズン初の雪山を一泊二日で計画。完全な雪上テン泊は始めてなので、場所は今年1月に行った天狗岳にして、寒さ対策ギア色々と買って実験も。ギア系は長くなるので別で。

出発前日に同行予定の人が仕事で無理になり、あえなくソロ決定。多少ビビる。が、天気予報も完璧なので決行。あずさを予約~発券して、金夜にパッキングして土曜朝出発。あずさ始めて乗ったけど、これは快適。

車窓から眺める甲斐駒~鳳凰三山のオベリスクまではっきり。これは期待できる

茅野駅到着し、往復チケットを買ってバスで渋の湯へ。バスの女性率が高くてビビる。こういう時に限って「孤高の人」とか読みかけていて、ソロでそんなストイック感出してる風なのが気恥ずかしくて続き読めない・・・ちょうど冬の八ヶ岳に入るところなのに・・・途中から完全に道路が凍ってる。もうノーマルタイヤは無理ですね。

渋の湯到着。登山届を出して登り始める。今年1月に登ったばかりなのでルートはよく覚えてるし、トレースもバッチリ。サクサク登る。あっという間に熱くなり、 Power Wool Grid Hoody一枚になる。ちょうどいい。これはいいものだ。
上がっていくと、徐々に風の音が強くなる。どうやら上の方はけっこうな風みたい。そして、一瞬で顔が凍りつく。 Power Wool Grid Hoodyはフードがバラクラバになっていて、ジップあげると、すぐに対応できる。これ完璧。買ってよかった。

とか感心しているうちに雪だるま。あと1時間くらい

樹林帯から見上げる空が徐々に青くなってきて、黒百合ヒュッテ到着。風は強い。受付して(1000円)整地してテント立てる。コンプレッションサックにテント⇒ダウンの順で入れてしまったので、すぐにダウンが出せず、テント立てながら凍りかける。

で、テントは立ったんだけど、体がひえひえ。

テントの中でとりあえずカップラーメン食べて体を温める。あったかい・・・少しボーっとして、とりあえず中山までは行けそうなので、行ってみる。

峠まで出たらすごい風。そこから中山まで上がっていく。

すごい青だった。これが八ヶ岳ブルーか
中山のピークは特に眺望もなく林の中。なので、さくっと降りる

戻りながら夕日を眺める。
テン場についたらもう真っ暗。お湯作るための雪を集めて、テントに篭もる。そんなにお腹すいてないけど、夕飯でいつものセブンイレブンのお惣菜を温める。イワシのつみれ汁うまーい。
惣菜を温める⇒お湯をアルパインサーモボトルに入れる⇒ホットワインを作る⇒雪を溶かすループを数回。

孤高の人読みつつ、うとうと。

あ、明日朝、天狗岳で朝日を見るには、夜、雪の中をどれくらい歩けるか?を試す必要があるなと思って、散歩がてらさっき行った中山峠まで歩いてみる。雲一つない星空。街の明かり。最高。これは明日はいい天気だ。アラームセットして寝る。

翌朝。朝飯食ってから動こうと思うんだけど、お湯が全然沸かない。ジェットボイルが冷えすぎてて火力が出ないっぽい。温めたいんだけど、こっちも寒いので出来ない。10分くらいかかってようやくお湯が湧く。トイレに行って出発。(黒百合ヒュッテのトイレはすげーきれい!)

着ていくものを少し悩んだけど、寒いのがやなのでダウン、靴下も二重にしてほぼ寝た時のままのかっこ。東天狗岳のピーク手前あたりで、結構な暑さになったので、これはやりすぎだった。おとなしくハードシェルにすべきだった、

とにもかくにも、東天狗岳。久しぶり。最高

西天狗岳に向かって進む。稜線が強風。粉雪が吹っ飛んで幻想的。西天狗岳ピークに向けて少し急登になる。ピッケル打ち込んで、足を蹴り込んで、一歩一歩転げ落ちないように這い上がって進む。この動作がなんとも言えなく楽しい。なんなんだろうな。あの感じは。笑ってしまう。

西天狗岳のピークへ。

360度見渡せる。南八ヶ岳も、御嶽山も、中央アルプスも、南アルプスも北アルプスも。白い壁に囲まれたよう。じっとしてると冷えるので、頂上でウロウロしながら、ずっと絶景を眺める。

そして、下山。トレースがついた、去年も通った巻道を通ったつもりだったのが、どうも、先行者が間違えてついたトレースだったみたいで、途中で無くなる。焦るけど、戻るよりは少し上に見えている巻道にショートカットしたほうがいいかなと判断して上にあがるけど、これがなかなかハード。急斜面でかなり怖かった・・・

ルートに復帰して、天狗の奥庭から黒百合ヒュッテに戻る。天狗の奥庭も好きなんだよなー。

9時に黒百合ヒュッテに到着。バスが11:35発なんで、少し焦って撤収。案の定、ペグが凍りついて一本目が抜けなくて苦戦する。一本掘り出したら、後はそのペグをスコップ代わりにサクサク抜き出す。テントやシュラフは濡れてるけどしょうがない。全部つっこんで下山開始。ちょうど10時。渋の湯到着が11時10分くらい。11:35のバスで茅野駅に。お昼ごはん食べたかったけど、なんかピンとくるものが無く。帰宅優先で電車に。帰りは鈍行。

中央線で帰る場合の温泉とご飯は大きな課題。帰ってきてから調べたけど、徒歩で行けるのはあんまりないんだなー。現実的には、高尾山口駅直結の極楽湯かー。少し戻るのがなんか嫌なんだよなー。うーん。

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