空想対話1

建築家 内田祥三との空想対話を続けている。

築81年の歴史的建造物は、ついついディテール、デザインに気をとられてしまうが、何日も空間の中で過ごしていると、
「先生、どうしてこのような構成なのですか?」と、無意識に聞いているような気持ちになる。
もちろん、天国から答えてくださるわけがないのだが、
「きみはどう思う?」
「△◯◇の構成がベーシックにあるのではないでしょうか?」
「うーむ、ではこれはどう考える?」 mmmm。

一元的な見学では考えが及びそうにないことが、見続けていくうちに気になりはじめる。
先生の設計された建築物は、内田ゴシックと呼ばれ、ゴシック建築の文脈、デザインが散りばめられた伝統様式ではあるが、ゴシック建築そのものではない。
それが故、見れば見るほど疑問と仮説が生まれる。
おまけに、建築哲学的な文献、資料があまりない。
設計真意を知ることは限りなく難しいが、共通パターンを探しなら、言語化していくことは面白い。
空想対話がつづく。

(文責 関原宏昭)


#港区 #東京 #旧公衆衛生院 #空想対話

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