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やめなくて良かった/野村蒼 Vol.3

◆Vol.1から続く

◆Vol.2から続く

昨年、長引く怪我の影響で現役を
やめようと考えながらも、思いとどまり
続けることにした野村蒼選手。

次の人生を考えて、「どんな形でもいいから
最後に1本走ろう」と言ってくれた野口監督。
様々な言葉で支えてくれた仲間、友人、家族。

それは、多くの人に支えられていると
実感した一年でもありました。
それは積水化学の従業員の
皆さんに対しても同じです。

普通が普通でなくなった一年

「本当に社員の方たちはすごく優しくて、会社に行ってもすごく優しくしてもらって、駅伝のメッセージや動画とかも、名前入れで書いたり作ってくれたりして、本当に嬉しくなりました」

「みんな色紙とかに私の走ってる写真をつけて、その周りにメッセージをたくさん入れてくれたり、ホントに暖かい会社だなぁと思いました。職場には、すごく恵まれていると感じています

新型コロナウイルスの影響もあり、
普通のことが普通でなくなった去年。
野村選手は改めて、誰かに応援して
もらえる有難さ、走る喜びを感じたのです。

「私は怪我もあって、本当に走ると言うのも、普通じゃないんだなと感じました。当たり前じゃないことが普通じゃないんだなっていうことが、すごく感じられた一年でした」

新たな目標

一度生まれ変わった野村選手は、
今年新たな目標を設定しています。

今年はやっぱりチームとして、駅伝優勝という目標がすごく大きい。そのメンバーに入りたいと思っています。去年のクイーンズ駅伝では、足を引っ張ってしまったので、今はまだチームを勢いづける走りができるか、大先輩がすごすぎるので何とも言えないんですけど…。襷をもらって、しっかりと次に繋げられるぐらいの力は身に付けたいと思っています」

「まだ5000mも数回ほどしか走ったことがないのですが、今年は10000mなどにも挑戦して、日本選手権に出場できるぐらいまで、力をつけたい気持ちがあります」。

彼女はそう、力強く語ってくれました。


実力アップも当然大事。
ただ、やっぱり気の持ち方も大事。

引退まで考えた一年を経て、
「気持ちも考え方も全然変わった」と
野村選手は語ります。

「怪我から復帰してから、走れる状態が続いて、私、ワクワクしたんですよね。練習でさえも。『駅伝優勝チームで自分がもし走れたら、周りにどれだけ喜んでもらえるんだろう』と想像したら、結構ワクワクしてきて」

「気持ちもモチベーションも上がったので、その時は努力したというよりも、どれだけ楽しんで走れるかだと考えていました。自分をうまく持ち上げなきゃいけないなというのはある。でも、本当に優勝してクイーンズ駅伝で1位になったとき、自分はどんな感じになるんだろうって、想像するんです。それはきっと、すごく楽しいんだろうなって、思います」

やめなくて良かった。
心からそう言える日が来るまで、
野村選手は走り続けます。

文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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