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挑戦の後

挑戦することでしか得られないもの。
きっと、世の中にはそういうものが
あるのだと思います。

先々週末の日本陸上競技選手権大会、
3000mSCでは森智香子選手が4位、
5000mの佐藤早也伽選手は8位でした。

日本国内での一桁順位。
それでも十分に誇らしいですが、
彼女たちが目指すのは1番や表彰台。

それぞれに口から出た言葉は、
挑戦したからこそ得た、悔しさでした。


4年ぶりの優勝を目指して

3000mSCに出場した森選手。
ベテランの域に入っても、今なお成長を続ける彼女は、
今年に入って自己ベストを連発。

今年は4年ぶりの優勝目指して、
好調をキープしてレースに挑みました。

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試合では、序盤から先頭に出る積極的な走りを披露。
レースを引っ張りました。
中盤では見ごたえのある先頭争いを展開し、意地を見せる森選手。

しかし、残り2週とちょっと、1000m周辺で引き離されて、
惜しくも4位フィニッシュ。

悔しさをにじませながらも、試合後に語りました。

「調子は良かったので、一番は勝ちたかった気持ちが大きいんですけど、今日は今の調子の中で悔いが残らないように、自分のやりたいように走ろうと思って走りました」

「人と競った時に自分の強さを出せないと、もっと上のレベルでは戦えないとわかりましたし、それが自分の課題。4年前の優勝以来、悔しい期間が続いて”復活したい”という気持ちは強かったのですが、あと一歩抜け出せるように、自分の課題を見つめ直していきたいと思います」


ようやくここに合わせられた

3月14日の名古屋ウィメンズマラソン2021では、
2時間24分32秒で2位に入った佐藤選手。

その後少し調子を落としていた彼女は、
なんとか調整して、この大会を迎えました。

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数週はなんとか、先頭集団につけましたが、
レース中盤以降は遅れだし、最終的には8位。
入賞圏内には入りましたが、理想には程遠い。

そんな結果の中で、佐藤選手はこう語っています

「ずっと調子が悪く、ようやくここに合わせられたというのが現状です。どこまで走れるか不安のあるなかでのレースとなりました」

「どんなペースでも前半から付けるところまでついて、後半粘れればと思っていましたが、レースの流れに乗れず終わってしまいました。まだ今シーズンもレースが続くので、自己ベスト、駅伝を目指して練習を積んでいきたいと思います」


森選手も、佐藤選手も、思ったような順位には手が届きませんでした。
しかし、それも挑戦した結果、得られたもの。
手にした悔しさ・想いは次につながっていきます。

チームとしては次に掲げる大きな目標は”駅伝優勝”
また今度、みなさんの前で走るときには、
成長した姿が見せられるように。
彼女たちの戦いは続いていきます。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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