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弱い自分を変えていけるように

「思うような走りができないのは、自分の弱さや力不足。これから弱い自分を変えていけるように取り組みます」
日本選手権の2つのレースを終えて、
佐藤早也伽選手はそう語りました。

5月の10000m、6月の5000mと
日程をずらして行われた
今年の日本選手権、長距離種目。

佐藤選手は2試合共に
出場しましたが、目標には届かず。

「粘りのレースができずに悔しい」と振り返りながらも、「もっと強い選手になれるように取り組んでいきます」と誓いました。

前の集団で挑戦

5月7日に行われた日本選手権10000mでは、
序盤で全体5番手につけると、
先頭グループ6人の中で試合を展開。
「今日は前の集団で挑戦しようと決めていた」
との言葉通り、果敢な走りで
スピードについていきます。

それでも、5000m手前から
少しずつ遅れ始めると、徐々に単独走へ。
そのまま後方集団に吸収され、
終盤の勝負では巻き返すことができず、
32分33秒90の11位フィニッシュ。

試合後には、「早い段階で余裕がなくなってしまいました。私がしたかった粘りのレースができず、とても悔しいです」とレースを評価しました。

ずっと結果を出せないことが続いている

そして迎えた、6月12日の大阪での5000m。
佐藤選手は10番手前後で、レースに入ります。

そのまま慎重な走りを見せると、
残り半分、2500mあたりまで来たところで、
田中希実選手(豊田自動織機)、
廣中璃梨佳選手(JP日本郵政グループ)など
含めた7人が先頭集団に。
続いて4人の8位集団、
その後ろの11位グループを佐藤選手が
先頭でひっぱります。

レースは最終的に、田中希実選手が優勝。
後半で少しずつ順位を落とした佐藤選手は、
15位となる16分05秒19でフィニッシュ。
オレゴン世界陸上の参加標準記録を
切っていた中、上位に入れば
日本代表内定という状態でしたが、
チャンスを活かせませんでした。

レース後に佐藤選手は、
「今年に入りずっと結果を出せないことが続いていています。良い練習ができたり、できなかったりする中でも、諦めずに走ってきました。それでも、思うような走りができないのは、自分の弱さや力不足を実感しています」
と試合を振り返りました。


さらに彼女は、「秋にまた、目標にしているレースがあるので、そこに向けてこれから弱い自分を変えていけるように取り組みます」と続けて、次のレースに向けて走り出しています。

秋からの長距離シーズン、より強くなった
彼女がどんな活躍を見せてくれるのか、
ご期待ください。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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