中国語の勉強をはじめました(すずき)
こんにちは。シンガポール在住のすずきです。
今すずきが話したいことを自由に書いたものを読みたいです。
と、リクエストを受けたので、フリーテーマで書いて行きます。
前回のせきさんの更新からがっつり時間を空けてしまいましたが、いろいろ大きな変化があった半年でございました。今回はその中でも、私が新しく始めた挑戦について書いていきたいと思います。
というわけでタイトルの通り、私すずき、
中国語の勉強をはじめました!
中国標準語・北京語・マンダリンと言われているやつです。中国本土で使われている言葉で、簡体字の方。香港や台湾で主流の繁体字じゃないほうです。英語だとChinese (Simplified)。シンプルにされてるほう。
今回は、1)なぜ中国語の勉強をはじめたか? 2)3カ月たってみての感想 3)うれしかったこと についてまとめます。
1)なぜ中国語の勉強をはじめたか?【建前編】
中国語の勉強を始めた理由というと、「英語の次に話者人口が多い」「英語が話せるだけじゃ国際社会で武器にならない」「シンガポールは中華系が多いから話せると有利」が挙げられます。
Google先生に質問してみたら、世界の人口は約75億人。このうち英語を話す人の数は、20%に当たる約15億人もいるらしい。英語は、ネイティブスピーカーだけじゃなくて、世界の共通語になっている関係で、第2、第3の言語として話せる人が多い。15億人という数字はつまり、私みたいな日本語&英語が話せる人も含めた数字です。(出典:https://www.babbel.com/en/magazine/how-many-people-speak-english-and-where-is-it-spoken/)
じゃあ中国語はどうなの?ってところなんだけど、中国語の恐るべきところは「ネイティブスピーカーの数」で世界1位ってこと。英語が母語って人の3倍以上いるんだって。
言語関連の調査機関Ethnologueの調査では、中国語を母語とする人の人口は2018年2月時点で約12億9,900万人。日本人の約10倍の数の人が、中国語を母語として話しています。(出典:https://www.ethnologue.com/statistics/size)
次に多いのがスペイン語で4億4,200万人。英語は世界3位で3億7,800万人。ちなみに日本語は9位で、1億2,800万人だそうです。
こうやって見ると、日本国外に出て生活しようと思うなら、英語は当たり前として、中国語を勉強するというのはすごく合理的な選択だなと思う。
単純に英語話者15億人+13億人=28億人。重複している人もいるから実際はこれより低い数字とはいえ、両方が話せれば、世界の3人に1人とはコミュニケーションできるってこと。世界が広がると思う。
「英語が話せるだけでは国際社会で武器にならない」というのは、シンガポールに来て実感したことなんだけど、出身国以外で暮らしている人って、多言語を話すマルチリンガルさんが多いんだよね。
そもそもシンガポール人の大半が「母国語(中国語、マレー語、タミル語)」&「英語」が話せるバイリンガル。
そして多国籍企業が集まるこの国では街中でヒンディ語(インド)、フランス語、韓国語、日本語、タガログ語(フィリピン)、インドネシア語、、挙げだしたらキリがないんだけど、とにかくいろいろな言語が聞こえてくる。肉体労働などの低技能職じゃなくて、ホワイトカラーの高技能労働者とかになると、みんな当たり前に英語ができる。
つまり、「『母国語』と『英語』のバイリンガル」は、掃いて捨てるほどいるわけです。
自分の現在の職業を棚に上げて言うことでもないんだけど、私の現在の武器って「ネイティブ日本語&英語」+「営業力」くらい。せめてもう1つ他の言語があると強いなと感じる。一応編集をやっているけど、日本語でアウトプットすることについては、上には上が居るので、どちらかと言えば「日本語できる人が提供するコンテンツを英語でアウトプットする」ことに重きを置くべきだなぁと思って、本当に地味に少しずつだけど英語のアウトプット技術も磨いています。(これは余談だね)
話を元に戻すと、日本語&英語だけでは弱いので、中国語も鍛えよう!と思った次第。
とりあえず、ラッキーなことに漢字圏生まれなわけで、ヨーロッパの人とか、スペイン語圏とか、中東とか、インド圏とかとかとかの人たちが中国語を勉強するよりは圧倒的に優位にいるわけです。この優位性を生かさないわけにはいかんでしょう。
そして現在暮らしているシンガポールは中華系の人が半分以上を占める国なので、中国語をメインで話す人たちもたくさん居ます。現在の仕事にも生かせるんだから、勉強してて損はないかな。
とかね。色々並べたてたけど、ぶっちゃけ建前です。笑 本当はもっとくだらない理由です。
1)なぜ中国語の勉強をはじめたか?【本音編】
まずね、私の尊敬する人&ちょっと気になってる人がみんな「中国語・英語・日本語」のトライリンガルだから!
「すごい!かっこいい!こうなりたい!」みたいな前向きな理由じゃなくて、それによってものすごくコンプレックスが刺激されて「私は日本語しか話せない。。。英語も中途半端。。。いじいじ」という気分になっていたわけです。
そしてですね!ここからとっても性格悪い発言しますけど、
「え。。。うわー、こんなにだめな人も居るもんだなぁ。。」みたいにちょっと下に見てた人がですね!!あまり好きになれないその人がですね!!まさかのトライリンガルだったわけです!!
え、ちょ。。。え、すごいじゃん。。。
私、自分たいしたことないくせに、何その人のこと見下してたわけ?つーかやっぱ嫌いだし負けたくねぇ!!!
という、醜い感情のほうがぶっちゃけ強いです。笑
でもね!やっぱり好きじゃないやつ、というか嫌いな人に負けてるの嫌なんですよ!!そして、キライだな、いやだなこの人。って思うからには、正々堂々とキライでいたいので、相手の良い部分とは同レベル以上になりたい!
あと、最後の決め手になったのは、4月に香港を旅行してきたから。単純に「中国語が分かればもっと楽しいんだろうな。中華圏に行っても」と思ったのもある。「あー。私、もっとちゃんと情報を受信したい」って思いました。
ちなみに香港旅行は中国標準語、広東語(香港で話されている中国語の方言)、英語、日本語が話せる友人が同行してくれてたおかげで楽だったけどね(遠い目)この人、片言ならフランス語も話せるってもはやチート…
という感じで、中国語の勉強は頭で考えてたことと、感情の動きと、あとは偶然良い先生を紹介してもらったというタイミングと、いろいろがうまく重なったので勢いで始めました。彼氏と別れた直後という負のエネルギーもたぶん原動力になったよね☆☆☆
2)半年たってみての感想
4月下旬からはじめたので、ちょうど半年が経過しました。
感想はこの通り↓↓
・漢字知ってるってめっちゃ有利!感動!
・街中で意味のある言葉として聞こえてくる単語が増えた!感動!
・屋台のおばちゃんに中国語で値段言われても分かる!感動!
・中華系の友人が喜んでくれる!うれしい!
・宿題なんて概念久しぶり!なんか楽しい!
アホっぽい感想なんだけど、だいたいこんな感じです。ひさしぶりに、自分の世界が広がりを見せている感覚にだいたい感動しています。
そして、日本語との共通点を見つけるたびに、1000年以上前に日本に入ってきた漢字、日本語の成り立ち、ルーツを中国の中に感じて謎の感動に包まれます。
とにかく楽しいです。まだ日常会話で出てくるのは「お茶が飲みたいです。」「このコップはいくらですか?」みたいなことしか話せないんだけどさ!!!楽しいよ!
3)うれしかったこと
最後にうれしかったことも。
シンガポールにはホーカーと呼ばれる屋台のようなお店が多いのだけど、そういうところで働いてるおばちゃんたちは、東アジア系の人には基本的に中国語で話しかる。
いつも中国語で何か言われるたびに「Sorry?」とか聞き返してて、なんか、やっぱ一瞬コミュニケーションが滞るというか、向こうも戸惑うしこっちも戸惑うみたいな場面が多かったんですね。
でも、この間は「なにがほしい?」って聞かれたのとか、「2ドルだよ」とか言われたのが全て分かりまして。こちらの返答は英語になっちゃうんだけど、それでもこう流れが途切れずに会話できてねぇ・・!これはとてもうれしかったです。
簡単なことも理解できないという状況に置かれるのは、思いの外自分が無力&馬鹿な感じがして虚無感におそわれるものなので、やっぱり勉強はじめて良かったなと思います。
もう一つは、「コーラが飲みたい!」って中国語で友人に話しかけてみたら「はいお飲み。コーラの発音も完璧だね!」って褒められたこと!(日本語にない発音なのよね)
3年ほど前に、英語の発音をきっちり鍛え直すために数十万円ぶっこんでたんだけど、あらためて過去の自分の努力にも感謝できました。
それから、中国語しか話せないご年配の女性に夕ご飯を作っていただくことがあったんだけど「とてもおいしいです。ありがとう」って中国語で伝えたら、満面の笑みで「謝謝」って言ってくれて、「あー私中国語勉強しててよかった。おいしいごはんも、おばちゃんの満面の笑みも、中国語で一言話せたから出会えることができたーーーー!!!」って感動しました。
引き続き精進したいと思います!
それでは次回のテーマ!
フリーテーマor自己肯定感の源泉
がいいな♪
自己肯定感の源泉については、前にちょろっと言ってたことがあったよなと思って、詳しい話が気になっています。
次回の私のターンのときは、もう少し早めに更新できると思います。今回はだいぶお待たせしてごめんね。私生活、いろいろ落ち着きを見せました。作業スペースも手に入れたので、アフター6の活動も充実のここ最近です。サイドワーク的なこともギアを入れて取り組んでいきたいと動き出したところでございます。
ではまた~
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