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実家の母モンスター説

出張先の東京でホテルが取れなかったので実家に宿泊した。

しばらく会ってないうちに母がアップデートされてモンスターになっていた。

職場が同じ

帰って第一声が

お母さんも今仕事から帰ってきたところだから、ご飯簡単でいい?

ご飯はいいとして、仕事してることが初耳だったので、何してるの?と聞くと

外国人の方にお茶を教えてる

いやいやいや。
お茶やってましたっけ?やってたんだろうけど。どこで?

六本木ヒルズ

なんと、職場一緒ですやん。
なんなら同じ電車で帰ってきたのか?

フランス語

50代のころからフランス語の勉強をはじめたのは知ってるのだけどさすがに10年くらいやってるみたいでだいぶ不自由ないご様子。

東京都の観光ボランティア登録済み。来年に向けて頑張っていただきたい。

facebookのご友人とのコメントもほぼフランス語に。

謎のベッド

実家で案内された部屋には謎の新しいベッド。一人暮らしの母に、昔家族で住んでた4LDKの部屋はそもそも広すぎるとは思うんだけど、そこへきて新しいベッドは怪しい。問いただすと、

エアビー用に買ったの

そ、そうですか。
実家の母から「エアビー」という単語を聞く違和感たるや。

「アクティブシニア」に騙されるな

「アクティブシニア」という言葉がある。そのアクティブ具合の実態にはじめて触れたわけだけれども、「シニア」に騙されてはいけない。若者よりよっぽどアクティブだ。

これからアクティブシニアと呼ぶのをやめる。この言葉には、「シニアにしては」というニュアンスが含まれているように感じる。シニアはアクティブではないという暗黙の前提の上に成立している言葉だ。少なくとも自分はそのように前提を誤解していた。

だが母を見て話を聞く限り、周りの方々も含めて、シニアこそアクティブだ。言い換えるなら、リア充以外の何者でもない。冒頭「モンスター」という言葉を使ったが、モンスター級のリア充である。リア充ヒエラルキーの中でも上位だろう。時間リッチやし。

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