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もちの引力

ご近所のもち菓子屋に行ってきた。
人気が爆発しているそうで、9時半開店前には店の前に人が並び、10時にはすでに売り切れていることもあるとか。
ご近所すぎて、いつでも行けるとの思いから、情報確認だけの日々を過ごしてきたが、そろそろ行かねばならんだろう。時は今。

・・・

もうびっくり。立地が決して良いとは言えない場所に次から次へと人が来る。
歩いてくる人、車で乗り付ける人。
店からはみ出る行列。9時37分、仰天の私。

苺大福はあと数個しか無い。え?
みたらし団子も数が少ない、え?
みなさん、団子を抱えんばかりに持って購入している。は?何このモチ人気。

そうなると何だか焦ってしまい、目の前にある団子を片っ端から取ってしまった。
豆大福。みたらし団子、ごま団子、きな粉団子。おっと苺大福と桜餅も。

・・・

いま。自宅に戻って目の前にある団子群を見て、呆然としている。本日中にお召し上がりくださいとの文字を見て白目状態になっている。

さて、どうしたものか。
まあ、食べるしかない。
若干混乱した頭で人気店の味を確かめることにしよう。

そうそう、私が混乱した理由はもう一つ。
店に来ているお客さんが、オシャレをしてきているからだ。メイクばっちり服装ばっちり。
綺麗な人たちが、もち菓子屋にどんどん来る。
まったく良くわからないが、もちに対する気合いは十分感じられた、ということにしておこう。

気がついたら購入していた